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2019年10月08日08:38

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100歳で元気:コーヒーを飲む


体が弱くても、ガンになっても、親が短命でも、100歳を元気に迎えた人がたくさんいます。
寿命に及ぼす遺伝の影響は25%で、40歳からの寿命は、日々の心がけと生活習慣で決まるのです。これは、今までに多くの「元気な100歳」と出会ってきて、はっきり言えることです」。――白澤卓二

白澤卓二「100歳でも元気な人の習慣」(アスコム)より、前回は牛乳を飲むに続き、今回はコーヒーです。
白澤卓二先生は、順天堂大学大学院教授、医学博士です。

2018年の日本女性の平均寿命は87.32歳で世界一です(男性は81.26歳)。その健康寿命をさらに伸ばしそうな力が、コーヒーにあります。

もともと「胃薬」「頭痛薬」「心臓の薬」として世界に広まったコーヒー。近年、コーヒーのかぐわしい香り成分、コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)の量がワインのポリフェノールに匹敵し、女性の寿命を伸ばす。という研究結果が報告されています。

1990年から宮城県で10年がかりで行なわれた、コーヒーと死亡リスクの調査には、
40~64歳の4万人弱の男女が協力しました。がん、心筋梗塞、脳卒中の病歴のある人は、最初に除かれました。

【女性の総死亡リスク】
10年間追跡する間に亡くなったのは、2454人。
そのデータによると、女性の総死亡リスクは、コーヒーを時々の飲む人に比べて、
1日3杯以上飲む人は半分以下でした。
男性の場合は、理由はまだわかっていないですが、コーヒーを飲んでも飲まなくても、
総死亡リスクは特に変らないという結果でした。

【肝臓がんの予防効果】
肝臓がんを予防するコーヒーの効果は、男女を問わず認められています。東北大学らのグループは、男女約6万1千人を7~9年間追跡調査して、「コーヒーを1杯以上飲む人が肝臓ガンになる危険性は、全く飲まない人の6割程度」と発表しています。
厚生労働省が行った、男女約9万人の10年間の追跡調査の結果は、「1日5杯以上コーヒーを飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ、肝臓がんの発症率が4分の1」。
なにががんの発症を抑制するのかは研究途上ですが、クロロゲン酸の薬効が最も注目されています。

意外に知られていないのは、レギュラーコーヒーもインスタントコーヒーも含めて、原材料はコーヒー豆100%で、保存料や添加物フリーの自然食品だということ。またコーヒー豆にはマグネシウムやナイアシンなどのミネラルのほか700種類もの微量成分が含まれています。

コーヒーの香りは情緒をつかさどる脳の血流を増やし、リラックスに導くので、免疫力も高まりそうです。

「コーヒーを飲んでいるとお通じがいいんです。体に合っているんでしょうね。20代から続けている私の健康法です」
100歳を迎えて背筋がしゃんと伸び、肌にも声にもハリがあって、元気そのものだという、和歌山県白浜町在住の、前島まさ子さん。
「喫茶店でコーヒーを飲むのが日課」と地元紙で紹介されました。もう30年来、自宅から歩いて数分の喫茶店に毎日出かけ、コーヒーを飲みながら新聞に目を通し、顔見知りの客とおしゃべりして1時間後、ゆっくり過ごしているそうです。





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