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2017年06月16日09:39

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棘のある薔薇と美しい薔薇



1.同じ薔薇でも

「次郎物語」を書いた下村湖人が次の詩を作っています。

あなたと私は、薔薇の園を歩いていた。
あなたは言う。
「薔薇は美しい、けれども、棘(とげ)がある」と。

私は言った。
「薔薇には棘がある、けれども、美しい」と。
(以上)

同じ1本の薔薇を見ているわけですが、「薔薇は美しい、けれども、棘(とげ)がある」といった方の眼は、棘のほうに注がれています。
「薔薇には棘がある、けれども、美しい」と言われた方は、美しい方に眼がいっているのです。
棘の方に向けたそこからは、否定的で険しい世界が広がるはずです。
棘があるが薔薇の美しさに感動された方は、そこから棘を大きく包み、肯定的な調和の世界が広がると思います。

2.同じ雨降りでも
「傘屋とゾウリ売りのおばあさん」というお話があります。

あるおばあさんが毎日泣いています。理由を尋ねてみますと、晴れた日は、
「今日は天気が良いから傘屋の長男の店の傘がさっぱり売れない。だから悲しい」
と言って泣き、雨の日は。

「今日は雨が降っているから、次男の店のゾウリが売れないので、かわいそうだ」
と言って泣いています。

片方のおばあさんは毎日嬉しそうです。
「今日は天気がいい。だから次男のゾウリが良く売れる。嬉しいな」
「今日は雨が降っている。長男のところの傘が良く売れる。嬉しいな」
といつも幸せだったということです。

3.同じ靴を売るにしても

これも有名な話です。
アメリカのあるセールスマンがアフリカへ靴を売りにいきました。
アフリカでは誰もハダシで歩いているので、靴は売れないものとあきらめて帰りました。

ところが別のセールスマンが、靴を売りにいきました。
アフリカでは、だれも靴を持っていないので、靴は無限に売れると喜んで靴を売りまくって大成功しました。

4.同じ人生なら・・・

向き合う現象は皆同じです。どうせ同じ人生なら、否定的な見方より肯定的な見方するほうが、ずっといい。
明るい見方をすると気分も楽しいし、元気も出て人生が大きく開けます。血行も良くなり身体にもいい。
見るとおりの人生になるのです。

人生の日々の出来事に対する解釈力をつける、そのために肯定的な見方ができるよう不断の訓練・練習が必要ではないでしょうか。

そして、大切なことは、「ありがとうございます。感謝します。ツイてる」や「うれしい。楽しい。幸せ。愛している。大好き。ありがとう。ツイてる」、「私は愛と光と忍耐です」等々のいい言葉、プラスの言葉を繰り返し、繰り返し唱えて口癖にすることが大切だと思います。



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