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2015年07月26日23:15

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中村天風「肉体から気=霊魂の力への転換」



武田鏡村「中村天風の行動力」(東洋経済)より要約。

肉体から気(霊魂)の力への転換

「人間の生命に与えられた活きる力というものは、肉体に在るのではなく、霊魂という気の中にある」。
この言葉は、中村天風の考え方の根幹となるものだ。

私たちは普通、肉体があるから心があり、心のもとになる気、霊魂があると思いがちだ。

しかし、天風の考え方は違う。
肉体が生きているのは、霊魂という気の力が肉体を活かしている――天風はそう断言してはばからない。

天風はそれを、扇風機を例に、こう説いている。
普通、人は、扇風機はそれ自体が回って風を送っていると思っている。彼らは、風の強弱や首振り、タイマーなどの機能を見て、扇風機の働きをとらえているのだ。だが、扇風機を動かしているのは、実はそこに通電されている電気の力である。このことに気づく人は多くない、と。

扇風機の例のように、私たちは肉体という器ばかりに気をとられ、その機能、効用だけに注目しがちである。しかし、器を支える根本的な力の存在に目を向けなければ、ものの本質をつかむことはできない。

病気の場合もそうだ。「痛い」「だるい」「痩せる」「体調がおかしい」といった症状にばかり気をとられてしまう。

そのため、いったん病気になると、体の状態や変化にだけ気をとられ、どうしたら肉体の健康が回復できるかと、気が肉体にばかり注がれてしまう。しかし、気が肉体のありかたにばかり注がれてしまうと、気自体が本来持っている力がそがれてしまうのだ。

肉体という器に注目するのではなく、肉体を支えている心(霊魂という気)に目を向けること。

天風は言う。
「人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ」。
それはヨガの哲学では「心の思考が人生を創る」と言い表されるものであろう。


宇宙のエネルギーとしての生命

では、その気の根源とは何であろうか。
私たちを取り巻く宇宙エネルギーの名称――それは精気・霊気であり、「先天の一気」と言われるものだ。これが世の中であらゆる気の根源である。

天風はこの根源的な気を「宇宙霊」と名づける。これは宗教的にいえば、「神」であり。「如来(仏)」であり、神道では天之御中主神(あめのみなかぬしの
かみ)というものである。

宇宙エネルギーは、宇宙はもとより、地球上の生命・物質を生み出す根源的な力だ。その力に人間は包まれているにもかかわらず、それえを認識・自覚することはあまりない。

天風は言う。この宇宙エネルギー(宇宙霊)は、私たちの心が働く場となる脳髄から神経系統に受け入れられ、それから肉体に伝えられ、活動となるものだ。それは命の源であり、命を活かす力であると、と。

この宇宙エネルギーには、それを受け入れる側によって、「建設の法則」と「破壊の法則」が働く。いわゆる「プラス・エネルギー」と「マイナス・エネルギー」がそれだ。

宇宙エネルギーを積極的に受け入れようとすると、「建設の法則」すなわち「プラス・エネルギー」が働く。「あの人は健康で丈夫だ」「あの人は運がいい」といわれるのだ、それにあたる。

ところが、逆に宇宙エネルギーの存在に気づかずに、いたずらに肉体という器ばかりにこだわっていると、「破壊の法則」すなわち「マイナス・エネルギー」が働いて、健康や運からも見放されてしまうことになる。

そもそも、宇宙エネルギーというと、昔から「空気」「食物」「水」「土」「光」の五つがあるとされてきた。これが人間の命を支え、活力を与える要素であるといわれてきたのだ。

しかし、それだけでは生きていけないことは、命に終わりがあるということでも明らかだろう。

そうであるならば、命を支え、活動させるものが、人間の内部になければならないことになる。

それが宇宙エネルギーである。天風は、これを「気」といい、「霊魂」といい、「心」という。私たちは、その宇宙エネルギーを身体に内在させているからこそ、生命を保っているのだ。この生命の本当の力に気づくかどうか――ここに運命の分かれ道がある。

心と宇宙霊との感応

宇宙エネルギーが生命の根源的な力となることを知り、それを積極的に、豊富に受け入れることは、素晴らしい生命力を発揮することになる。

その方法を簡単にいうと、宇宙の「プラス・エネルギー」を取り入れ、「マイナス・エネルギー」を排除することである。それは別に難しいことではない。

心のあり方をしっかりつかんで、心を絶えず積極的に、前向きにすることである。

天風はいう。
「どんな場合にも、人間というものの生命は、一切をしのいでいる力の結晶だ、と正しく思いこんでしまうことである」。
これは、心をしっかりと保つということでもある。

それによって私たちは、宇宙エネルギーを豊富に受け入れることができる。なぜなら、心の行なう思考は、人間の生命の原動力となる霊魂を通じて、その霊の本源となる宇宙霊に通じているからだ。

ここで天風は、宇宙エネルギーと人間の心の思考とが、相互に関係しあう一つのものであることを示す。

心の持ち方、思考のあり方をプラスに持てば、宇宙エネルギーを体内に取り入れることができ、生命の実相に迫ることができる。そればかりか、心の置き方によって、人生を積極的に生きるか、消極的に通すかという違いが出てくることにもなる。

天風は言う。
「元気という気が出たときに、人間と宇宙霊が完全に結びつく」。

元気とは「元の気」ということであり、それは宇宙エネルギーとしての「先天の一気」を呼び寄せるものである。

この元気という気をつかむには、「自分の生命の力を信じる」ことである。これは肉体を重視するのではなく、そこに内在する気の力、すなわち宇宙霊を信じるということだ。

それができれば、人生も運命も好転する契機になるはずだ。



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