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2015年07月23日09:58

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スゴい人たち 1




前山亜杜武「スゴい人の法則」(フォレスト出版)によります。

スゴい人の基準は、各分野で世界一や日本一、日本最大といった輝かしい成果を残している人をはじめ、人知れず社会に大きな影響を与えている人など、誰もが知る著名人から知る人ぞ知る存在の人まで、功績や実績、生きざま、人格など、話を聞けば誰もが「スゴイ!」と思える方々です。

そういう方々を対象に2009年9月以来、6000人を超える人たちにインタビューを続けたといいます。

そして、前山亜杜武「スゴい人の法則」(フォレスト出版)は、世界一や日本一といわれる人、あるいは多くの人々へ大きな影響を与えているスゴイ人に共通した次の3つの要素があるといいます。
1)素直
2)努力
3)感謝


第一篇「秘訣その1 素直」
第1章 自分を見つめる
・信じる勇気を持つ
・反省は成長の源
・ワクワク感は成功への道
・精神レベルを高める
第2章 出来事の意味を考える
・すべての出来ごとには意味がある
・理想と向き合う
・出会いにも意味がある
第3章 “思い”が引き寄せる
・心の状態が目の前に現れる
・ポジティブ思考の人だけが成功する
・類は友を呼ぶは事実か!
・“思い”は不可能を可能にする
第4章 スゴイ人は、みんな「素直」だった
・とにかくバカ正直になってみる
・自分をごまかさない素直さを持つ


7月19日の日記で、空手家の塚本徳臣さん、初代内閣安全保障室長 佐々淳行氏、そして、株式会社ハンディーネットワークインターナショナル代表取締役社長の春山満さんを紹介しました。

今回は第1章より、長沢純さんを取り上げます。
精神レベルの低い世界というのは、自分のことしか考えていない自己中心的な人間が集まり、我欲に満ち溢れたところです。
自分のためだったら、「ほかの人が傷つこうがまったく気にしない」「他人の大切なものを平気で奪いあう」など、欲望が渦巻いているといった世界です。

逆に精神レベルが高い人は、何事にも素直でとにかく「あなたのために」「人のために」といった思いが強く、ほかの人たちへの慈愛の精神や感謝にあふれている人です。

元祖男性アイドルグループ・スリーファンキーズのリーダだった長沢純三は、「有名人」でなく「一流人」を目指せといいます。

「有名人」になることを目的としていると、自我に包まれ、あるいは恩を忘れ、有名だけを目指す中身のない人間に囲まれ、その皆がそうだったように、いずれ転落の途をたどることになる。
一方「一流人」を目指している人というのは、出会う人も一流人ばかりとなる。
その中で人格が磨かれて行く。「一流人」を目指していれば地位名声なんて後からついてくる。気がつけば「有名人」になっていよう。
まったくできていなかった自分自身・・・・・、ここにきて、ようやく気づいた。

・・・・・・・・・・  元スリーファンキーズリーダ 長沢純

次は第2章からです。

私たちの身の回りで起きた事実というものは、変えることはできません。ただ、見方や感じ方は10通りも100通りもあり、それをどう解釈するによって、その意味はまったく変わってきます。

長野およびソルトレクのパラリンピックで、障害者スキーの日本代表にもなった田中哲也さんは、大学時代にオートバイ事故に遭い、右足を失ってしまいました。

田中さんの人生は大きく変わりました。見えている世界も変わったといいます。

田中さんは言います。
「片足がなくなって本当によかった。何も起らず、両足があったら今ごろ田舎の実家で農業ですよ。今、世界中をまわることができて、いろんな人と出会えるのも、右足がないおかげなんですよ」。

これは強がりでそう言っているのではありません。心の底から本気でそう思っているのです。普通ならネガティブになってしまいそうなものですが、ポジティブな思考によって、右足を失ったことをプラスに変えてしまったのです。

事故で右足がなくなったときも、残った左足をスキーのレース中に激しく骨折したときも、何かと理由をつけて、怒ったり、落ち込んだりすることもできたかもしれない。
でも、それじゃ、何も進まない。
人生にマイナスイメージなんて必要ないんだよ。
それは過去であり、もう戻れないんだよね!
怖いもなんてない。とにかく毎日を楽しむんだ。

・・・・・・・・・・  元パラリンピックアルペンスキー日本代表 田中哲也

ここであなたに知ってほしいことは、すべての出来事には意味があるということです。ふだんの何気ないことも含めてすべてです。

それは自分にとって悲観的なことかもしれません。まったく意味のないように見えることかもしれません。しかし、そのすべての事柄が自分が成功すること、幸せになることにつながっているのです。一見関係のないように見えることも、絶対につながっています。

田中さんは、右足を失った事実を受け入れ、障害者スキーと出合い、2度のパラリンピック出場、さらには自転車競技にもチャレンジするなど、マルチアスリートとしての活躍の場を得ました。

また、右足をなくしたことによって健常者の障害者に対する意識を変えていくという使命を感じ、講演や子どもたちとの交流などにも積極的に取り組み、多くの人に勇気を与えています。

そして、なによりも田中さん自身が右足をなくしたことをプラスにとらえ、大きな幸せや生きがいを感じているのです。

もしも、田中さんが足を失った事実を「もう何もできない。おれの人生は最悪だ」と解釈して、いつも暗い顔で生きていたとしたら。今のように輝かしい人生にはなっていなかったに違いありません。







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