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2020年02月22日23:32

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新譜之雑談帖(その648)―グイド・カンテッリ ワーナー録音集成

グイド・カンテッリは、わたくしの御贔屓指揮者の一人でありまして。周知の様にこの指揮者は、若くしてトスカニーニの後継者と目される程の、有り余るほどの音楽的才能の持主でありながら、不幸にも飛行機事故で僅か36歳で夭折して仕舞いました。
わたくし自身も、LP時代には名前が知っていてもその演奏については、国内盤は殆ど無かったので知る処がなく。

CD時代になり、輸入盤の入手が容易くなった頃、それまで埋もれていたこの人の録音を活発に復刻していた、テスタメントの一連のCDによって漸く親しく接する様になった次第。メンデルスゾーンもの第四交響曲『イタリア』の演奏に痺れ、その後世に出たブラームスの第三交響曲にノックアウトされて以来、御贔屓指揮者となりまして、その後テスタメントから発売されたこの人の音盤にはあらかた手を出して。

という訳で、先年旧EMIがIconのシリーズで、カンテッリの録音集成を出した時は、大いに心が揺サブられたのでありますが、大半は既に蔵している音盤という事で、かろうじて大量のダブり盤を発生させずに済んだ、のでありました。

と、そんなわたくしの心を見透かすかの様に(只の妄想)、旧EMIの録音の所有権を引き継いだワーナー・クラシックは、カンテッリの生誕百周年という事もあって、録音集成を出すとの告知を。これがまた、わたくしに取っての殺し文句である『最新リマスター』、そしてベートーヴェンの第五交響曲のリハーサル録音収録、そして止め(?)がオーディオ・ドキュメンタリーと題する、 回想禄のオマケ付き。嗚呼、なんてこったい。

またまた堆き未聴盤の山を眺めつつ、資金繰りに心を砕き、購入すべきか否か悶々とする日々を送る事になりそうです。嗚呼、げに度し難きは音盤道楽也(単なるオバカ)。
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