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2020年01月27日23:55

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LPレコード之雑談帖(その12)―ベートーヴェン交響曲全集 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1960年代録音)

カラヤン/ベルリン・フィルが都合3回、ベートーヴェン交響曲全集を録音しているのは、今更取り立てて言う迄もない事か、と。没して30年を超え、第一回目の全集は豪エロクエンスで発売になったり、或いはどういう契約になっているのかは不明ですが、例のメンブラン・レーベルからも出たりで、流石に最新録音と同じ扱いにはならぬ様で。

と思っていたら、まだまだ稼いで貰わにゃあ、とユニバーサルの幹部が算盤を弾いたか、は定かではありませんが、国内盤ではSACDのフォーマットで発売する、との告知が。これはまあそんな事のあろうか、と左程に驚きはしなかったのですが、輸入盤でLPで出し直す、との報に接し流石に少し驚きました。

わたくしがクラシック音楽に関心を持ちだした当座、カラヤン/ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集と言えば、既にベーム/ウィーン・フィルによる全集も世に出て居りましたが、その御威光は遍く天下に輝き渡って居りました。
わたくしも随分後になって、この第一回目の全集を入手しましたが、説得力に富んだ、出来の良い全集である事は論を待たない所でありまして。それだけに豪エロクエンスやメンブランから出る事を知った時は、ちょっと寂しい気もしましたが、それは単なる感傷でしかなかった様でありますね。尤も先には、同じく1960年代録音のブラームスの交響曲全集も、LPで発売されて居りますし。或いはこうした60年代の録音を初めて聞いた、LPに拘りを持つファンを当て込んだものかも知れません。
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