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2020年01月25日23:42

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新譜之雑談帖(その637)―Decca90周年記念ボックス〜クラシック・レガシー(55CD)

還暦過ぎの良い年齢こいたぢぢいの癖に、物を知らないわたくしでありますが、Deccaが創立90周年を迎えたのだそうで。その記念にCDにして55枚組のボックスを出す、という告知が少し前にありましたが、収録演目の曲目が不明でありました。
未だわからないのか、と某輸入音盤屋サイトを覗いた所、収録曲目が漸く紹介されていたので、どれどれと眺める事暫し。

『さまざまな年代の管弦楽曲、協奏曲、ピアノ曲、室内楽曲、合唱曲、歌曲、歌劇の名録音の数々が収められています』というのが、告知の宣伝文句でしたが、う〜ん、そうかなあ……

まあこれは、わたくしの音楽上の好みが頗る付きで歪んでいるので、ある意味当然と言えば当然かもしれません。モノラル期の録音では、おやぢクライバー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のベートーヴェン第五・第六交響曲は収録されているし、ステレオ初期のカラヤン/ウィーン・フィルのR。シュトラウスの交響詩集、オペラもギルバート・サリヴァンが収録されているのは、流石お国柄という所でしょうし。歌物は流石に充実しているし、ではありますが、アンセルメやミュンヒンガーと云った、嘗てのデッカのドル箱だった録音は、随分冷淡な気が。
また嘗て、あれほど出していたメータの録音も、随分と冷遇されている様な気が。三大テノールの録音があるから、とはいうものの、せめてウィーン・フィルとのマーラー第二交響曲位は収録しても、と思ったのですが、漏れておりまして。

更に、折角の機会なので、もう少し古い録音の御蔵出しがあってもなあ―戦後すぐのSP録音から、LP初期の頃の―と思ったのですが、それでは商売にならない、という事なのでしょうね。


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