mixiユーザー(id:5087127)

2019年12月08日22:31

87 view

鉄道之雑談帖(その195)―JR東日本、新幹線基地を嵩上げへ

先達ての台風の齎した豪雨で、新幹線用車両が冠水して仕舞い、水を被った車両は全て廃車の止む無きに至ったJR東日本。被害に鑑みて、新幹線基地の嵩上げに取り掛かるそうで。

<引用開始>

JR東、新幹線基地を10メートルかさ上げ 浸水対策で長野の施設


JR東日本が台風19号で浸水被害に遭った長野市の新幹線車両センターの主要施設をかさ上げする方針を固めたことが6日、分かった。地元のハザードマップに基づいて、2020年にも10メートル程度かさ上げするもよう。費用はこれから算定するが数十億円規模になるとみられる。各地で大規模な自然災害が起きる中、企業が自社の中核設備の対策を急ぐ重要性が改めて浮き彫りになる。新幹線車両センターは台風19号による千曲川の氾濫で、4メートル程度浸水した。車両に加え変電所や通信機器を置いた施設などが浸水し、信号の電源設備が故障するなどの被害があった。電源設備が壊れ、北陸新幹線全線の運行再開まで約2週間かかった。新幹線車両を退避させなかったことで車両が浸水し、118億円分の被害があった。

JR東は重要度が高い変電所や通信機器を置いた施設をかさ上げする。車両センターはもともと、長野市のハザードマップで1000年に1度の大雨で10メートル以上浸水する可能性があるとされていた。1997年のセンター開業時には2メートルかさ上げされていたが不十分だった。JR東は長野市の基準に沿って10メートル程度かさ上げするもようだ。車両の補修などに使う施設には止水板を取り付ける。車両を留置している線路は地面に直接敷いており、かさ上げは難しい。災害時は新幹線を駅や他の車両センターに退避させることで、車両への浸水を防ぐ方針だ。

センターは独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が保有し、JR東が借り受けている。復旧費用はJR東が加入している保険でまかない、足りない分は鉄道・運輸機構に請求する。工事にかかる費用はこれから試算する。建設業界では費用が数十億円程度にのぼるとみられている。JR東は今後、他の車両センターもかさ上げなどの対策を検討する。

<引用終了>

出典Web:https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20191207&ng=DGKKZO53050020W9A201C1MM8000

車両基地の嵩上げ、という見出しに、車両を止めておく電留線をそんなに嵩上げして、勾配線をどうするんだろう、と思ったら電留線は当面そのままで、変電所や通信施設を嵩上げするのだ、そうで。また洪水が起きた際には、車両は他の場所に動かすそうですが、まあそれが現実的な対応でしょう。無論、車両基地周囲の塀等の嵩上げは行われるのでしょうが。

まあ某長野県は、脱ダム宣言なんて、耳当たりの良い言葉を並べた某元知事なんぞを選出するから(以下自粛)。無論ダムの建設費用は安くはありませんが、それでも一度水害に見舞われたら、そのトータルの損害額はダムの建設費用なんぞ、吹き飛んじまう訳で。その辺の超長期的見通しを立てて、地道に準備を練る必要があるのですが、ねえ・・・・・・

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する