随分前に、公衆電話ボックスで学生さんの免許証を見つけたことがある。
地方から東京へ出てきたばかりのようだった。
免許証の中には現金5万円も入っており、届けてあげなければと思った。
すぐ近くの交番へ行くと、その頃から問題になっていた所謂「空き交番」で
中には徒歩で5分程度の最寄り交番の位置が示されていた。
業務中ではあったものの、放ってはおけないので当該交番を訪問。
謝礼等は辞退したのだが、連絡先などを聞かれた。
会社に戻ると落とし主の学生さんから連絡が入った。
「どうしても会いたい」というので謝礼不要である事を伝えて会うことにした。
小一時間後に現れた彼は「どうか職場の皆様で召し上がってください」と
3千円くらいの菓子折りを持参していた。
そこまで言うならと受け取って残業組に差し入れて帰ろうとしたら
「これも頂いていいの?」と見せられたのは5千円と手紙が入った封筒。
交番のお巡りさんに連絡したら「どうしてもお礼がしたい」というので
知恵をさずけたという。
帰り路で飲んだ酒の旨さは忘れられない。
「届けてくださってありがとうございました」って
こっちが「ありがとう」だよ
■送り主不明の小包を開けたら、落としたはずの財布が...! まさかの届け物に「世の中捨てたもんじゃない」
(Jタウンネット - 06月05日 17:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=6108876
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