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2019年04月23日10:31

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ロースハムは日本発祥

1921年にドイツ人アウグスト・ローマイヤが東京の大崎で
豚の背肉を使って製造したハムが、元祖「ロースハム」。

函館のカールレイモン、銀座のケテルに並んで日本にハムの製法を伝えた
ドイツ人として知られるローマイヤは、第1次世界大戦時に捕虜として来日。

終戦後も日本に留まり、大崎でハム・ソーセージの製造販売に着手する。
それまで、世界中でハムと言えば「ボンレスハム」だった。
製法もその過程においてボイルされる事はなく、
生肉同様調理素材として扱われていた。

ローマイヤは、肉食習慣の少なかった日本人でも受け入れやすいように、
脂身の少ない背肉をボイル・燻煙する事を思いつく。
ボイルする事によって、調理せずにそのまま食べられる手軽さで、
さっぱりした食感に仕上げたわけだ。

長細い形状のロース肉を加工するにあたり、食べやすいよう丸く整形を
施した事から、創業当初は「ロールドハム」と呼んでいた。

後に、語感が似ている事と使用部位が「ロース肉」であった事から、
「ロースハム」となるが、ローマイヤの商品ラベルには今でも
「ロールドハム」の表示が残っている。

この時に、特許を取得するなり商標登録するなりしていれば、
後に経営不振から身売りになるなんて事も無かったろうに・・

ローマイヤは徒弟制度によって技術を広め、職人を養成する道を選ぶ。
大手ハムメーカーの創業当初は、ローマイヤの弟子がかなりいたという。

残念ながら、現在の大手ハムメーカーにその崇高な理念は残されていない。

「今俺は子供の頃の夢を叶えているんだ」 9万いいねを集めたハム一気食いの写真が共感しかない
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5592676
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