パンドラの一年

ギリシャ神話にあるパンドラの箱（壺）ってぇのは確か…

ゼウスが神をも謀るプロメテウス（先に考える人）を懲らしめようとその弟エピメテウス
（後から考える人）のところへ壺を持たせたパンドラを送り込む。
兄から「ゼウスからの贈り物はろくなものがないから気をつけろ」と言われていた
にも関わらず愚鈍な弟はパンドラの色香にかどわかされて娶ってしまう。
ある日、エピメテウスの留守に退屈したパンドラがゼウスから「決して開けてはいけない」
と言われていた壺を好奇心に負けて開けてしまう。
すると中から嫉妬や憎悪、疫病、悲嘆などありとあらゆる厄災が飛び出してしまう。
慌てて蓋を閉めた壺の底には「希望」が残されていた。

かなりテキトーな記憶だがこんなところだったか。

本来のお話は置いておくとしてまさにこの１年「パンドラの箱」が開きまくった気がする。
国際的にはイギリスのＥＵ離脱、朴槿恵大統領の疑惑、トランプ氏の当選等々。
果たして行く末に「希望」は残されているのだろうか？

日本国内においては首都東京の新知事がパカパカと箱を開けまくったが、
「希望」が残されているお話はどの程度あるだろう。
豊洲新市場の地下には希望どころか土壌も残されていなかった。
とりあえず「希望の塾」を開講して埋め合わせってトコだろうか。

総選挙も近いと噂されているが、衆議院解散の瞬間はよくパンドラの箱に擬えられる。
自らの選挙区に飛び散っていくセンセイ方は災いそのもののようだ。

なんか来年は各国とも今年の後始末の一年になりそうだナ。

■2016年10大ニュース【国内編】
(時事通信社 - 12月30日 16:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4365576