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2019年10月19日22:12

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カフェ月光浴

第3話
鮎の塩焼き
何か心に穴の空いたような思いをしながら山県頼長が店に入った。馬車馬のように生きてある程度財産を持つことが出来たが、何かを失ったような喪失間に苛まれていた。以前食うのに精一杯の時には、食品会社で働き廃棄される物を食べるような日々が続いた。そしてスパーの試食品や弁当半額を見計らい空腹に堪えていた。しかしお金に不自由しなくなり高級牛肉の焼き肉店やアイスワイン等高価な物を飲み食いしても心が満たされなかった。
そのような時にマスターに昔に鮎を観光やなで食べた思い出を話した。その時マスターの友人の片倉頼長から分けて貰えた鮎があり鮎の塩焼きと洗いを食べた。ほのかな西瓜の香りが彼の忘れ物を取り戻し。過去、現在、未来の繋がりを取り戻した。
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