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2020年02月19日22:16

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環境     シルバさんと語ろう地球の未来〜持続可能な世界のために〜

 日刊ベリタ記事の転載です。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202002191557083






2020年02月19日15時57分掲載  無料記事  印刷用

環境

シルバさんと語ろう地球の未来〜持続可能な世界のために〜


2005年、環境分野で初となるノーベル平和賞を受賞したケニア出身の故・ワンガリ・マータイ氏が来日した際、「もったいない」という日本語に最も感銘を受けたことから、同氏と毎日新聞社とでスタートした「MOTTAINAIキャンペーン」。
この「MOTTAINAI」には、環境ワードである3R(Reduce〈ゴミ削減〉・Reuse〈再利用〉・Recycle〈再資源化〉)に加え、地球資源へのRespect(尊敬)の意味が込められているという。マータイ氏は生前、環境を守る世界共通語として「MOTTAINAI」を広める活動に励んだ。

こうした中、MOTTAINAIキャンペーン15周年記念シンポジウム「シルバさんと語ろう地球の未来〜持続可能な世界のために〜」(主催:毎日新聞社・東京都)が2月15日、上智大学四谷キャンパスで開催された。
当初、同シンポではブラジル元環境相であり環境活動家のマリナ・シルバ氏が来日し、講演を行う予定であったが、新型肺炎の感染拡大により、ビデオ中継での参加となった。

シルバ氏はスピーチの中で「現在の社会システムはすでに崩壊している」とし、「その要因である環境問題は地球上に存在するすべての人々を巻き込む可能性がある」と警鐘を鳴らした。また、環境相時代の経験や実績を紹介し、「これからは、経済的な利益を追求するリーダーよりも、温室効果ガスの削減を第一に考える新しいタイプのリーダーが必要である」と訴えた。

パネルディスカッションに参加した「国際環境NGO FoE Japan」の高橋英恵氏は、「欧州は国内の電力を再エネに切り換えはじめている」とし、未だ石炭火力発電に固執する日本政府を真っ向から批判した。また、先進国にできる対策として、「かつて先進国の企業が環境対策の一環として、先住民を追い出す形で無理やり森林を買収したこともあった」と指摘し、資金や技術面での支援を求めた。

このほか、「Fridays For Future Tokyo」オーガナイザーとして活動する酒井功雄氏も議論の中で指摘していたように、日本政府は昨年12月にスペインのマドリードで開催されたCOP25(気候変動枠組条約第25回締約国会議)で化石賞(環境対策に消極的な国に送られる不名誉な賞)を二度も受賞している。自民党の期待の星だった小泉環境相は、口を開けば理想論ばかりで具体的な対策については語ろうとしない。
気候変動が深刻な今、日本政府もシルバ氏のような行動力のある人物を環境相に据え、本格的に環境問題に取り組むべきである。そうでもしないと、日本は世界中から冷視線を浴び続けることになるだろう。



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