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2021年04月29日11:42

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羽田クロノゲート見学

先日友人のるてんさんと羽田クロノゲートへ見学に行ってきました。
緊急事態宣言解除中に行っています。
大人の社会科見学です。2人で見学に行くのはいつ以来だろうと言うほど久しぶりです。
https://www.yamato-hd.co.jp/facilities/haneda-chronogate/index.html

羽田クロノゲートって何?と思われる人もいるかと思いますが、羽田クロノゲートはクロネコヤマトの宅急便の荷物を集めるターミナルです。
宅急便で荷物を送る時は各店舗などから発送します。その後町ごとの直営店(宅急便センター)に集められ、さらにそれをベースと呼ばれるターミナルに集められます。ベースで送り先の地方ごとに仕分けされ、各地方のベースから直営店、依頼先の順で宅急便が届くようになっています。
このベースは全国に70か所あり、羽田クロノゲートもそのターミナルの1つです。

現地に到着すると入口にはドローンが展示されています。これがかなり大きかったです。写真の状態で垂直離陸し、飛行時は横に90度回転し、プロペラが前になった状態で進むのだそうです。時速160km/hとかなり早いです。これを2025年までにサービスの提供を始めると書いてありました。もう数年先の事ですがいまいち実感が湧かなかったです。

見学はパネルでのヤマト運輸の歴史、ビデオ、仕分けエリアの見学でした。
ヤマト運輸の歴史に関してはクロノゲートに行く以前にヤマトグループ歴史館に行っていたので内容的には変わりませんでした。ビデオは羽田クロノゲートの紹介です。

ビデオ後メインの仕分けエリアの見学です。各直営店から運ばれてきた荷物が仕分けられるのですが、予想以上に建物内の見通しが悪いのです。ベルトコンベアが縦横に張り巡らせてあり、天井も高くはないので全体像がつかみにくかったです。
段ボールがひたすらにコンベアーに流れてきますが、見学に行った午後の時間帯はまだ暇な時間帯なのだそうです。直営店から荷物が届く夜が最も忙しい時間帯なのだそうです。暇な時間帯とは言えコンベア上には荷物が途切れることなく運ばれていました。これコミケの後などは、ひたすらに同人誌が流れるのだろかと考えてしまいました。

この各地域ごとに仕分けるベルトコンベアは縦に長い1本の形ではなく、パーツを組み合わせたような形です。回転寿司のベルトコンベアと似たような形といえば分かりやすいかもしれません。このパーツはセルと呼ばれて、セル1つにつき荷物が1つ乗るようになっています。セルにはベルトコンベアの進行方向に対して横方向にベルトが巻かれていて、指定の所に来ると巻かれたベルトが回転し荷物が横にスライドして仕分けられていく仕組みになっていました。

ベルトコンベアを見ていると1つのセルに2つの荷物が乗っていたり、セルとセルの結合部に荷物が乗っていることもありました。こうした時は人の手で直すのだそうです。軽い荷物や小さい荷物のほうがエラーが起きやすいそうです。羽田クロノゲートでは1時間に最多で48000個の荷物を仕分けられるそうですが、流れてくる荷物を見ていてもこのようなエラーはたまにしかなかったので、エラー率はかなり低そうです。

この後荷物の仕分けを管理するコントロール室も見ました。中には入れないので通路から見たのですが、すりガラスがスイッチ1つで透明なガラスに変わったのは驚きました。昔のラブホかと突っ込みたくなります。
ここでベルトコンベアを管理し、エラーが出た場合は指示を出すのだそうです。

見学通路の途中で再度ビデオを見てクロノゲート内の各階でどのような仕事が行われているかの紹介もありました。
ヤマトグループといえば運輸ですが、それだけではなく最近では付加価値を付けた仕事を行っています。

まず家電の修理です。送られてきた修理家電をメーカーに送るのではなくクロノゲート内で修理しているのだそうです。メーカーの社員ではなく、研修を受けたクロネコの社員が行っているそうです。こうする事でメーカーまで荷物の往復する時間や手間を省いています。
医療機器の清掃も行っているそうです。家電とは全くの別分野ですが、メーカーまでの運搬を省くという意味では同様です。
一番驚いたのは印刷も行っていることです。オンデマンド印刷だけではなくオフセット印刷まで行っています。オンデマンドだけなら巨大なコピー機と同じなので分かるのですが、オフセット印刷となると本格的な機械の導入が必要なので、これはかなり驚きました。なんと1部からでもOKなのだそうです。
このサービスは完全に法人向けで、契約した企業のみとの取引なので全てという訳ではありません。ヤマトグループといえば運送しか思いつかなかったのでこれはかなり意外でした。

最後にまたビデオを見ました。ヤマトグループがどのような取り組みをしているかの紹介です。その部屋にはビデオ以外にもどのような取り組みをしているかの紹介がされていました。見学はこれで終りでした。

何かを作っている生産工場ではないので、工場ラインに関しては少し面白みに欠けるかもしれませんが、身近な宅急便の仕組みを見れたのは面白かったです。それ以上に宅急便以外の仕事を知れたのがよかったです。
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