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2020年09月17日19:09

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トキワ荘マンガミュージアム見学

本日、トキワ荘マンガミュージアムに見学に行って来ました。

かつてのトキワ荘には手塚治虫が住んでいた事もあり、その後上京してきた若い漫画家が住むようになりました。トキワ荘自体は老朽化により1982年(昭和57)に解体され新築されましたが、その後はバブル景気に地上げされ更地となりました。
そのトキワ荘を模して造られたのがトキワ荘マンガミュージアムです。

見学に行くと共同玄関で靴を脱いで中に入ります。トキワ荘に限らずこういった共同玄関のアパートって私が子供の頃はまだ残っていました。まあ子供の頃は実際のトキワ荘も現存していた時代ですので当然なのですけど。

2階は当時のトキワ荘が再現されていて、実際に漫画家が住んでいた部屋は当時の様子が再現されています。
各部屋四畳半なのですが思っていたよりも部屋が広く感じます。四畳半と言ってもトイレ、風呂無しで押し入れが一畳分、部屋の入口部分が半畳分のスペースがあるので、純粋に使える面積が四畳半あるからだと思います。写真を見てもらえれば分かると思います。
これなら一人で暮らす分には十分なスペースがあります。
それ以外の部屋には当時の物価や世相などの説明のパネルがありました。
そして廊下が以外と広い。現在でしたら廊下を狭くして部屋を広げますが、昔の建物って廊下が広かったのを思い出しました。

ちょうど見学に来ていた他の方が「若い頃トキワ荘に住んでいたんですよ」と係の人と話していました。「本当にあの時のままみたい、私の部屋はここでした」と話されていたのでかなり忠実に再現されているようです。さらに階段は上る時にわざとギシギシ言うように作ってあるそうです。

1階に下りると急に近代的なミュージアム的な空間に変わります。1階の半分はトキワ荘にゆかりのある人のマンガが展示されていて自由に読む事も可能です。残り半分は企画展示室になっています。企画展示室にはトキワ荘マンガミュージアムのオープンを祝う色紙が壁にびっしりと貼られています。これだけのサインを一度に見る機会もそんなにないと思われます。部屋の中央のショーウィンドウには当時掲載された雑誌や原稿などが展示されていました。

ちょっと不思議だったのは原稿に青鉛筆で塗られている部分がかなりあった事です。
ひょっとしたらスクリーントーンが普及する以前は印刷所の製販で加工していたのかもしれません。原稿に「劇急アミなし」と鉛筆書きで指定があったのでそう思いました。
しかも縮小サイズの寸法が〇寸〇分と言う指定です。ミリ単位じゃなくてこれで通じる時代だったんですね。

これで見学は終了でした。時間にして30分もあれば十分に回れてしまいます。
正直もっとさらっと終わってしまうかと思っていましたが予想以上に楽しめました。

しかしこれで終わりではありません。
せっかくトキワ荘に行ったのだから「松葉」で食事をしました。トキワ荘マンガミュージアムから歩いて数分の所にある中華料理屋です。藤子不二雄のまんが道の中にも登場している店で、ある意味聖地巡礼でもあります。
店の扉にはまんが道で松葉が登場したシーンが貼られていて、店の中には漫画家のサインで一杯です。
ここでラーメンを食べ「ンマーイ」です。
実際に食べた感想は普通でした(笑)見た目はスープの色がかなり濃いので、味も濃いのかと思いきやかなりさっぱりしていました。

またトキワ荘マンガミュージアムのある通りにはお休み処やマンガステーションなどがあり、マンガステーションでは無料でトキワ荘ゆかりの人のマンガが読めるようになっています。トキワ荘マンガミュージアム周辺を上げての町おこし的な感じになっていました。

まんが道を読んだことがあったり、トキワ荘について何かしら知っているようなマンガ好きな人には楽しめるようになっていると思います。
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