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2020年09月12日14:36

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ホンダコレクションホール見学

一昨日ホンダコレクションホールへ見学に行って来ました。
スズキ、ヤマハと行ったんだからホンダもいかないとね。

ホンダコレクションホールはツインリンクもてぎ内にあります。
ツインリンクもてぎは栃木県にあるサーキット場です。
コレクションホール自体は入場無料ですが、ツインリンクもてぎへ入場するために大人1人1200円、駐車場代が車1000円、バイク500円がかかります。

高いと思われる人もいるかと思いますが、ツインリンクもてぎ内にはサーキット場だけではなく、アミューズメント施設やキャンプ場、ホテルもあるレジャー施設なので妥当な値段なのだと思います。
ツインリンクもてぎ https://www.twinring.jp/

いきなり失敗しました。お昼くらいに到着したのでお昼を食べようとしたのですが、コロナの影響で飲食店が全て休業。軽食すら見つけられなく腹がグーグーなった状態での見学でした。

コレクションホールは独立した3階建ての建物でした。
ガイドツアーはないので自由に見学する形です。

1階には入場すると目の前にホンダが初めてF1で勝利したF1マシンと2輪のGPマシンが展示してあります。その他は順路に沿ってホンダの創業からの歴史が展示してあります。

他にはピット工房と言う体験施設があり、パーツを組み立てて電動カートを組み、それに乗る事ができます。面白そうでしたが見学日には小学校の社会科見学と重なってしまい、できませんでした。子供の頃にこんな事体験したら、人生狂ってしまう子供は絶対にいるはずです。

2階は市販車の展示場です。バイク、車と別々に展示がしてありました。
驚いたのは他のメーカーのバイクも数は少ないですが展示してあった事です。販売当時このバイクと競合していたと比べるためですが、展示できるのは勝者だからでしょうね。
どこのメーカーでもそうですが、自分がリアルタイムで体験した時代には思い入れが強くなる他で、こんなモデルあったっけ?と完全に忘れ去っている物もありました。

面白いのは目立つ場所にNRとジュノオが置かれている事です。
NRに関しては納得がいきます。
NRはレースで同じ排気量と言う制限の中2ストロークに4ストロークで勝つために1979年に開発されたレーシングマシンです。同じ排気量では2ストロークの方が圧倒的に有利です。かつてホンダは「4ストロークのホンダ」として名前を売っていただけにその執念が詰まったマシンです。ピストンは円形であると言う現在も続く常識を打ち破りピストンを楕円形にしてまで4ストロークにこだわったマシンでした。
それを1992年市販化、520万円ととんでもない値段で販売された車両でもあります。バブルだったからできた事ですね。

ジュオノについては名前すら知りませんでした。(写真1)
発売は1954年、ホンダ初のスクーターでかなり大柄です。雨が降っても大丈夫なように大きな風防を付けたモデルです。デザイン的にも悪くないのですが、重すぎる車体に対して非力すぎるエンジンで1年半で販売は終了したそうです。
完全に失敗作ですが、これは「失敗の無い成功は怖い」と言う本田宗一郎の考えが反映されているのかもしれません。
この後もジュオノに詰まれたエンジンの無段変速機の開発は続けられ1991年に全日本モトクロス選手権で無段変速機のエンジンを積んだバイクでチャンピオンを獲得したそうです。

車のスペース行くとバイクに比べかなり台数が少ないです。最近の物よりも昔の車両が多く、私が子供の頃くらいまではよく見かけた車両です。ここで面白いのは一角にエンジンが展示されている事です。1960年代くらいまではエンジンのみを販売してそれを農業用の脱穀機などに後付けして動力で動くようにしていたようです。
ホンダは2輪、4輪メーカーではありますが、個人的にはエンジン屋と言う印象がありますがこの辺りが影響しているのかもしれません。

3階はレース車両の展示です。3階でもバイク、車は別々に展示がしてありました。
ここでは2輪よりも4輪に目が行ってしまいます。2輪は外見上は市販車と大差はないのですが4輪のF1マシンとなると外見からして違うからです。
もちろん2輪のレーサーも普段近くで見る機会は少ないので、のぞき込んで見てしまいます。TVなどでレースを見ていた人にはかなり刺さるかと思います。

4輪に関しては完全にF1マシンがメインです。ホンダは3回に分けてF1に挑戦をしていますが、世代的には2回目挑戦時の1988年のアイルトン・セナのマシン(写真2)には「おぉ」となってしまいます。F1でホンダの全盛期でしたから。
ハンドル周りを見るとシンプルさに驚いてしまいます。2004年に佐藤琢磨が乗ったマシンに比べると信じられないくらいシンプルです。しかもシフトギアは手元にあります。2004年の物はハンドルの奥でシフトチェンジが出来るようになっています。日進月歩とも言われるレース車両で16年も差があるのだから当然なのですが、こんなにシンプルだったのかと驚くと同時に恐ろしくも感じました。
写真3の上が1988年、下が2004年2つを比べると信じられない程変わっています。

個人的には十分に楽しめました。見学した3社の中では一番洗練されていました。
さすが独立して建物を建てているだけの事はあります。

正直かなりアクセスの悪い山奥にあるのでこの為だけに行くのはどうかと思いますが、ツインリンクもてぎはサーキット場、レジャー施設でもあるので、ツインリンクもてぎに行く機会があればコレクションホールに寄ってみるのもいいかもしれません。

ここまできたら、あとはカワサキといきたいですがカワサキの施設は関西にあるので、何かの機会で関西に行ったらと言う感じですね。
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