同定への道程

　今日は雨が降るという予報だったので外出を控えていたが、ほとんど降ることはなく、出撃機会を失してしまった気分。

　さて、黄褐色の大きなアトキリゴミムシ（↓画像再掲）。

　オコックさんのご厚意によりFauna Japonicaの交尾器図を送っていただいた。下に貼ってみる。

　ヒラタアトキリゴミムシ↓。

　オオヒラタアトキリゴミムシ↓。

　角度を変えて撮り直した採集個体の交尾器↓。

　上の図との比較に基づけば、オオヒラタアトキリゴミムシとなるだろう。そうであれば、東京都初記録？

　あらためまして、オコックさん、ありがとうございました。

　ちなみに、最近、交尾器を抜いてみる機会が増えている。まだ採集個体全頭を抜くまでには至っていないけれど。

　こどもの日に、家族（妻＋長女＋赤ん坊）と行った二子玉川↓。

　こんな人の多い場所で、ゴミムシを拾った。それが、これ↓。

　見慣れない種のように感じたので、交尾器を抜いてみた↓。

　自己同定は、コマルガタゴミムシ。自己初採集。

　これまで、黒くて小さなヒメテントウは概ねハダニクロヒメテントウであろうと「仮定」していた。しかし、昨日はいくつか採集して、♂の交尾器を確認してみた。


　てんとうむしハンドブックの図のとおり、ハダニクロヒメテントウで相違なかった。

　交尾器の形状についての資料がある種については、これからもできるだけ積極的に確認しようと思う。