人間はさまざまな事象をパターン化して理解しようとする。しかし、往々にして「想定外」の事象が起こる。
自分はこれまでの観察の結果、隣の神社や自宅の庭に9月以降の夜間に出没して落ち葉を食べるなどをしているキバネハムシダマシは、みなエチゴキバネハムシダマシ(旧称ニセハムシダマシ)の方だと思っていた。それが、よく似た同属種オオメキバネハムシダマシ(旧称ハムシダマシ)との棲み分けの一つであると信じていた。
ところが・・・。
先の日曜(10月10日)の夜に隣の神社で夜間に地面上で見つけたキバネハムシダマシ2頭↑は、エチゴとオオメだった(それぞれ♀)。複眼の大きさが明らかに違う↓。こうして見ると、触角の様子にも違いがある。
生態面まで似ているとすれば、近場でどちらもよく見られる両種は、どのように棲み分けているのだろう? まあ両種の餌資源は豊富にありそうなので、特に棲み分けなければならない理由はないかもしれないが。
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