都区部で突然のように数を増やす虫は、国外から直接やって来た外来種に限らない。
キマダラカメムシはもともと外来種だが、西から東進して、今や都区部の何処でもやけに目立つ。
一方、それほどには目立たないが、同じように最近数を増やしているのが、キボシツツハムシである。
数年前から広葉樹の梢をスイープするとときどきネットに入ったが、今やどこにでもいるという様相である。
6月5日、隣の神社の大ケヤキのスイーピングで採れた。
6月7日、商店街近くの緑道にある植栽のヤマブキの葉裏にいた。
数を急増させる虫の中には、やがて拡大期から安定期に移行して数を減らす場合が少なくないと思われるが、トビイロクチキムシのように数が多いまま推移している虫もいる。キボシツツハムシは、どうなるだろうか。
ハムシ関連で、ネタをもう一つ。
キイロクビナガハムシは、越冬中は黄褐色だが、活動中はその名に反して赤い色をしている。2019年撮影↓。
しかし、5月29日に、こんな個体を見つけた↓。
ほとんど越冬中と変わらない色をしたまま活動をしている個体を見たのは、これが初めてである。これから色が赤く熟すのだろうか。
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