都会の真ん中でツルドクダミのみで繁殖するイタドリハムシの最終観察。この土曜(5月23日)に行ってきた。
前回の観察時(5月3日)に比べると、幼虫の食痕は足元だけでなく人の背丈以上の高い場所にまで広がっていた。
目の前の高さのこんな葉を裏返してみると・・・
大きめの幼虫。終齢幼虫だろう。
見上げる葉にも幼虫がいくつも見られる。
幼虫は土の中で蛹化するので、十分に食べた後はツルをつたって地面に降りてくるのだろう。
その一方、足元でボロボロになりつつ葉にも幼虫は若齢も含めて付いている。
成虫は、15分ほどの観察中に2頭しか見られなかった。越冬成虫の活動期の終わりが近づいている。
これは、食草としていると自分が当初勘違いしたイノコヅチ。イタドリハムシの幼虫が食べている様子は全くない。
なお、この場所から20mほど行くとこんな場所↓があり、この金網フェンスにもツルドクダミが繁茂していることに今さらながら気が付いた。
このツルドクダミにも、幼虫の食痕は多く見られた。
都会の片隅で、イタドリハムシがツルドクダミだけに頼ってかなりの規模で繁殖しているのである。
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