東工大キャンパス内では、局所的に生息し、キャンパス内のごく狭い範囲でしか見られない虫がいくつか居る。コガタルリハムシはその例の一つだ。
コガタルリハムシは、河川敷ではギシギシに掃いて捨てるほど見られるド普通種である。しかし、少なくとも東京都区部では、市街地内では相当に珍しいように思う。もっとも、もともと普通種なだけに、そもそも記録されることが少ないだけなのかもしれないが。
そんなわけで、東工大キャンパス内のコガタルリハムシに何年も前から注目しているのだが、実は、これまで3月下旬〜4月上旬ごろに出てくるはずの越冬明けの成虫を確認することができず、成虫を確認するのはきまって5月になってからだった。すなわち、越冬成虫の次の世代の成虫しか確認できなかったのだ。
今年は3月上旬から、スイバ(ギシギシからはイチゴハムシに追い出されてしまった)に注目していたところ・・・
今日、ついに成虫を確認。しかも、3〜4頭ほど。
腹の大きな♀もいたので、これから、次世代の幼虫が葉を食い荒らし始めるのだろう。
これは、ギシギシ↓。上に書いたとおり、以前はコガタルリハムシの生息場所だったのだが、今は・・・
イチゴハムシが占拠している。イチゴハムシも成虫越冬なのだろう、今日早くも姿を見せていた。
腹の大きな♀も見られ、卵(画像左下↓)も散見された。
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