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2019年03月03日08:17

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入れ物の味

休日に、3〜4時間ほどドライブすることがある。事前に交通量が少なそうなワインディングロードを選定し、グーグル・ストリートビューで幅員を確認したりする。そういう道路はマイナーだし、どこかに着くために走るわけではないので、分岐点を間違えないように「経由地」をカーナビに入力することもある。

こうしたドライブに、どうでもいいような目的地を設定することがある。思ったより交通量が多いなどで走行自体を楽しめない区間に「耐える」には、目的地があった方がいい。先日は、グーグルマップで検索した酒屋を目的地にした。

私は飲酒しないが、父はそこそこ飲む。いつも紙パックの安い日本酒を買っている。そこで、たまにはもう少し旨い酒を飲ませてもよかろうと、地元松阪市では売っていないような清酒、できればドライブ先近辺の「地酒」を買おうというわけだ。

早朝に出発し、1時間半ほどで、「経由地」にしておいた道の駅に着いた。なにかしら土産物を買うかと、営業を開始したばかりの売店に行くと、「地酒」も売っていた。ただ、一升瓶はなく、720mlの瓶だけである。

実は、この時点で、市街地にある酒屋まで行くのが面倒になっていた(笑)。市街地に入る前に山間部の道へそれて帰ろうかと、気が変わったのだな。そこで、割高にはなるが、720ml瓶の清酒を2種買った。表面がすりガラスだったり、和紙で包んであったりする、見栄えの良いものにした(笑)。他には、よくわからないが名産らしい漬物を買った。帰りに両親の家に寄り、清酒と漬物を渡した。

翌週、また両親の家に行くと、720ml×2など、とっくになくなっていた。そして母が言うには、父は、その空き瓶に紙パックの酒を入れて飲んでいるという。

...んなことして、どーなるんだよ!が、まあ、確かにいい感じの瓶だから、それから注げば安い酒も旨く感じるのかもしれん。高齢だし、好きにさせておくか。(笑)







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