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2015年09月21日18:10

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御彼岸……例によって墓参り

今朝、今朝カーラジオでNHK第1を聴いていたら鳥塚しげき
http://www.nhk.or.jp/radiosp/zanma/

芸能界入りの経緯が立大でカントリーウェスタンのアマチュアバンドをやっていた頃……。
スパイダース、ブルージーンズを経た加瀬邦彦はバンド結成のメンバー(歌えてギター弾ける人)を探していた。

アマバンドなのでコンサートのチケットを買ってもらいたい。
1枚500円程度。
関係者の一人が「チケットを買ってくださいよ」と頼むと、「買っても良いけど、このバンドでギターの人を紹介してもらえないだろうか? 紹介してくれるなら買おう」「紹介します」
4枚くらい買ってもらえて、その結果、ワイルドワンズのメンバーとなる。

「つまりボクは2000円でワイルドワンズに売られたんですよ」

オーディション合格で渡辺プロに向かう。
中に入ろうと近づくと、ドアを開けて出てきたのが加山雄三……凄ぇ!

かくしてワイルドワンズはデビュー。
5年を経て解散。
解散後については、元々好きだったカントリーウェスタンのミュージシャンとして活動したかった。
するとナベプロ側は「それについてプロダクションとして手におえない。大いに結構なので協力はしたいが、やるならば君が個人で事務所を立ち上げてやってくれ」と言い渡す。

解散後、トラブルなくミュージシャン活動できるようになったが、いかんせん売れない。

と、そこへNHK教育「ワンツーどん」で歌のお兄さんをやらないか……というオファーがある。
どうしてそうなった?
フジテレビの「ヒットパレード」に出ていた際に知り合いだったタイムキーパーの女の子がいて、彼女がその後に放送作家となっていて、NHKのスタッフが従来の音大出身の声楽系のようなのではない歌のお兄さんを探していたので「鳥塚しげきさんはどうでしょう」と推してくれた。

「向いてないだろう」と思いながら、それでも出演を引き受けるにあたり、何かを自分に課そうと思い、条件をつけた。
「毎月、1曲は歌う曲を自分に作らせてください」


……というわけで、元々グループサウンズのスターになりたかったわけではないのになってしまい、自分には合ってないと思いながら歌のお兄さんを引き受け、ワイルドワンズの歌は加瀬邦彦によるもので作詞作曲はほとんどやってなかったのに発表する機会を得てしまう。
そして、その曲は子供向けを意識して作ったのだが、意図せずしてカントリーウェスタン風な仕上がりであったりもした。

なるほど……そういう人だから「みなさんのおかげです」の「サンダーバード」にも出てくれたわけだね。
https://youtu.be/wGx8nAvlQKc?t=3m43s

「あ、それより今の若い人たちに僕が出てるってギャグ、わかりますかね?」
「わかる人だけで、結構」

(いま聞いても名セリフだ)
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