届く言葉

大災害でなくても人は死ぬし、難病でなくても人は苦しむ。平凡な目立たない人生にもかけがえのない幸せはあるし同時に大きな悲しみがある。これまで見えなかった劇的な苦しみが顕在化する一方で、普通の人の苦しみはなんとなく目立たなくなっている。そこに届く言葉や思考をつむげないだろうか。

スポーツやエンタメで平凡な人が英雄的な人を愛してその苦労のストーリーに自分を同一化させて明日への元気をもらったりする。それを違う平凡な人が「感動ポルノ」と引きずり下ろすことで少し自尊心を回復する。そういうのは辛すぎる。もっと別の知恵があると思う。今はまだ具体化できないが。