mixiユーザー(id:492091)

2019年10月16日01:24

69 view

●『最高の人生の見つけ方』の感想と吉永小百合が今最も気になる女優の話

 吉永小百合が、『林先生の初耳学』の番組中に林修のインタビューに答えて、今最も気になる女優として、広瀬すずの名前を挙げました。なぜ広瀬すずをなぜ選んだのかというと、出演作を観て彼女の芝居がとてもすきになったそうなのです。どんなところがいいのかというと、「心から演じているから、気持ちがすごく伝わってくる」ということでした。番組では15歳のころの吉永小百合の写真と、広瀬すず写真を並べて紹介。番組ゲストの千原ジュニアが思わず「似てる」とため息をもらしたように、本当にそっくりでした。
 広瀬すずも、吉永小百合の軌跡になぞらい、大女優への階段を登っていくことになることでしょうね。
 さて、吉永小百合主演『最高の人生の見つけ方』は11日の公開日に観てきました。オリジナルのハリウッド版には大感激して、今でもこれまで見た洋画作品のベストテンに加えているだけに、それなりに期待して見にいったのです。
 でも、オリジナル版に比べてイマイチでした。やっぱり『棺桶リスト』(人生の終末までにやり遂げたい目標リスト)の実践は、主役のコンビが生み出してこそ、感情移入してしまうものです。それを「病院で偶然出会った不治の病の女の子が残した遺品のノートに書いてあったこと」にしてしまうと、どうしても「借り物」のイメージがつきまとい、なぜ主人公コンビが「借り物」の『棺桶リスト』を女の子に代わって実行しなければいけないのかという、そもそものモチベーションのところで、引っかかって仕方なかったです(^^ゞ
 オリジナル版同様、主役コンビは末期のガンに冒されて、近々に死んでしまう運命あることに変わらないのですから、オリジナル版と同じく、主役コンビがみずから『棺桶リスト』を考えだして、それを実行する方が、よほど納得できるストーリーとなったことでしょう。それでも、人情ドラマを得意とする犬童一心監督の演出により、吉永小百合と天海祐希の大女優コンビは、演技的に魅せてくれました。なんといっても、決して交わることがあり得なそうな一介の主婦と大手ホテルチェーンを経営する女社長との異質な関係を納得の演技でつながって魅せてくれたのです。
 共に世界を旅をし、短期間で同じ末期ガンを抱えた盟友となっていく様を、価値観の違いをもろに出しつつも、ユーモアを交えながら、カラッと演じているところはすごくいいと思います。闘病ものにありがちなお涙頂戴シーンが皆無で、闘病シーンも総てなくした展開は、原作の目的にかなったものではないでしょうか。
 
 ところで、劇中に登場するももいろクローバーZのライブに主役コンビも舞台に上げられて一緒に踊り歌ってしまうシーンがでてきます。撮影とは思えない、迫力あるコンサートのシーンに仕上がっていますが、実はこのシーン、本当のコンサートのなかで撮影が行われたそうなのです。ももクロと吉永小百合が、同じステージで一緒に踊り歌ってしまうシーンなんて、最初で最後の珍シーンになるでしょうから、このシーンだけでも見る価値はありそうです。

☆最高の人生の見つけ方のオフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/saikonojinsei/
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年10月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031