【０５】仮面ライダー ゼロワン 第２６話

『刃さん・・・・』

『動くなッ！！脚が折れてるかもしれないだろう。』



『任せておけばいい。』



『でも・・・・』

『キミはもうAIMSじゃないんだ、唯阿。』



『・・・・はい』
彼女の心の中の大切な部分がどんどん壊されていく罅が入り、綻んで、いつかは崩れる本当に天津さんって、息をするように自然に嫌な事をするね嫌な事しか出来ないのかねぇ？こんな人間を会社は社長に推すかねぇ？結局のところ、彼は人を育てはしない。自分の都合のいいように動くロボットみたいな、手足になる人間が欲しいだけなんだ考えず、逆らわず、思う通りに動く傀儡が・・・・そんな輩がヒューマギアを目の敵にしているってのは滑稽でしかないねぇ





そんな天津社長に心酔しちゃったのかなぁ
あの頃の言葉が、ブーメランのように戻って来ているよ早く気付けよ天津社長は、お前の事なんて右腕とも何とも思っちゃいないよ単なる使い捨ての消耗品。いざって時は助けてもくれないし、保身の為なら情け容赦なく切り捨ててお終いだよそれは近くで見ている唯阿自身が一番良く分かっているんじゃないのかな？悲しいねぇ











『お前ッ！！お前、それでも消防士かぁッ！！』

『ちょっと何するんですか』

『こいつはなぁ、助かる筈の命を諦めて、見殺しにしようとしたんだッ！！』

『えッ？』

『申し訳ありません。生命反応なしと認識したので。』



『いいかッ？ここのメモリによ〜く記録しとけッ！！例え生命反応が無かったとしても、すぐに死亡すると決まった訳じゃねぇッ！！それが、命ってもんだぁッ！！救える命を諦めるヤツは、消防士失格だッ！！』



『・・・・・。』
穂村隊長の熱い言葉に、激しく動揺しながらも急速なラーニングが進む１１９之助。



さもしいハイエナ野郎が何かを嗅ぎつけたようだ・・・・



『暴走の危険がある個体は、廃棄すべきですねぇやはりヒューマギアが、人の命を救える訳がない』



『救えますよ、１１９之助なら。』



『唯阿。』



止めれッ！！引き返せんくなるけん！！
世の中にはやって良い事と悪い事があるこれはどうだ？お前が本当にやりたかった事かい？よ〜く考えるんだ。こっちに戻って来れなくラインだってあるんだよ？それがここだまだ間に合う悪い事は言わん、やめれ



『やめろッ！！』

『ヒューマギアの危険性を立証するんだ』
あ〜ぁやってしもたぁ天津垓、お前の罪を数えろお前が立証しようとしてるのはヒューマギアの危険性ではなく、ゼツメライザーと衛星アークの危険性なすり替えんなや





『ご覧くださいッ！！ヒューマギアが人の命を救うなど、夢のまた夢なのです』

なにこの自作自演ショー





『人類を・・・・滅亡せよ。』





『早く避難して下さい』



『命を奪われる前に』
う〜んどうかしちゃってるねどんな感情なの？本当にお薬飲んだ方が良いと思うよ？だって、本格派のガチキチじゃないかッ！！脳の一部を焼き切ってもらった方がイイって手術してもらいなよぉ