塗装。
肌色のテスト。
クレオスの新カラーラスキウスやら、ガイアのFAGカラーやら色々買い込んでテストしたんですがどれも合わない。全部黄色い。
一番合ったのは、白に若干量の赤を混ぜて調色した色でした。
おい、それピンクやんけ?()
腿の内側とかは余裕で合わせ目なので、接着した上から調色した肌色(ピンク)を被せます。まぁOKね。
シャドー部にはラスキウスのシャドーカラーピンクを薄ら吹いてグラデ。
黒部は黒を吹いてから、上からガイアの特色プリズムブルーブラックを吹いて偏光します。
プリズムブルーブラック、クリアブラックにブルーパールが混ざったものなんですが割と綺麗。黒でもメタリック感がそこまで出ずに偏光ブルーが残ります。
ただしつや消し仕上げだよ。当然パールの偏光はかなり見えなくなるので、がっつりブルーブラックを吹いてギラッギラのメタリックブルーこれ?みたいな状態までしてからつや消し。
パールはそもそも写真に写りにくいのでほとんど写真では分かりませんが、エッジの面などうっすら青く反射してるのが分かるかな?分かれば良いなぁ。
刃の部分を透明プラ板に置き換えて作った剣は、透明部分にメタリックプリズムホログラムをうっすら吹く。
これもガイアの特色で、これに至ってはイベント限定販売、1500円で10mlだかのトンデモ塗料なんですが、要するにホログラムのような虹色の反射を返すパール塗料です。パールなので半透明なんですが、吹き付けていくと次第にホロの粒子が全体に乗っかって派手なパール反射を返してくる、と思えば良いでしょうかね。
で、これを透明なものにうっすら吹くとこうなる訳です。
ホロの粒がランダムに飛んで光を返してくるので、虹色のキラキラがクリアの中に浮かんでる、みたいな状態になる。Twitterで誰かが光の翼にやってたやつのを見て惚れ込んでしまい完パクです。
怪しいバーの照明とかにありそう(泡上がってくるやつ
ちなみにがっつり光を当てないとホロは見えません()
最後は白。Lagrangeさんにも相談したんですが、結論出なかったやつ。
白に偏光ブルーパールの光沢仕上げ、というのは決まってたんですが、これが上手くいかない。
これまでブルーパールを良く使って叫んでるのを知ってる方々はご存知でしょうが、ブルーパールって吹くと黄色くなるんですよ。
ここから少しめんどいお勉強な話。
偏光パールというのは、プリズムの実験でやったのと同じように、一定の反射角の時に決まった色だけを反射させてその色に見えるものです。
で、ブルーなら青をその時に取り出して返している訳ですが、白い光を反射している訳で、分光した残りの色はどこへ行くのか。
当然それ以外の角度のときに見える訳です。
プリズム実験では拡散した光が角度でいろんな色に分かれてましたよね。あれの、その色の場所から見てるとその色に見える、って思えば良いんじゃないでしょうか。
で、青だけが強く見える角度以外のとき。ここでは青が取り除かれた他の色が目に入ってきます。
んで、色相環で見ると青の対色は黄色なんですよね。
恐らくは、これが黄色く見える理由。取り除かれた残りの光が、反射以外の時に目に入るので黄色く見える。
という訳でお勉強タイム終了。
んじゃどうするねん、ってことですが、白い光を使っている以上回避できませんwww
できることは、青が返ってくるのが見える程度にはパールを吹く。
が、残りの角度で黄色と混ぜても白く見える程度の青を被せて白に近いグレーとして目を誤魔化す。
ただ、通常の青青塗料は青い光が強く反射されているから青く見えてる訳で、その青い光を別の角度に飛ばしちゃってるパールのせいで効果は薄い(パールに反射されなかったも分は目に青として飛び込んでくるので青く見えますがね。)
真っ青に塗れば良いんですが、それ白じゃないよね。
色々試行錯誤した結果、白く見えるうっすいクールホワイトをベースに、ホワイトでグラデーション塗装しました。
ただし、ただの薄い青ではなく、蛍光ブルーを混ぜて青みのある白を作りました。
蛍光は紫外線でそれ自体が光るので、紫外線の反射分は青を返してくれる、つまり余計に青く光る。
ただし、ものっそピーキーでした。少しでもパール吹きすぎると黄色くなる。実際失敗した。
やたら白い部分が失敗したところ。まぁスカートでほぼ隠れるし、グラデ塗装なのでサフからやり直しになるのは時間的に無理なので諦めた。
さて、後は箱を研いだりすれば完成です。
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