忘れられない猫のこと…

キャットシッターに聞いた！子猫を保護した際の正しい対処法
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=116&from=diary&id=6026443

責任もって最後まで面倒を看ることが出来ないのなら、最初から保護しないのも優しさだと私は思う。

子猫の保護とは違うけど、私は猫のことで忘れられないことがある。

数年前に友達と夜の峠道を車で走っていた時、少し先の方に明らかに轢かれた動物の死体があった…近づくと、死体ではなく動いていた。

白い猫だった。

友達が運転したので、私は友達に「まだ、生きてたね。あのままじゃ…」と言いかけた時、友達は車を止めて、猫の救出に行った。

怪我した猫を見て、泣く私と、威嚇してる猫をどうにかして移動させようと、抱きに行く友達…峠道でたまに車が通って危ない。うまく車が避けてくれていたので、ヘッドライトで凌いでいたのか…私は覚えていない。

猫は怪我をしていて、もう動くことは出来ないけど、人間に触られるのが嫌なのか、痛むのか、とにかく、激しく威嚇…救急車はダメだし、動物病院も開いてないし、こんなとこまで出張してくれる訳ないし…道端で泣く私と猫を助けようとする友達…

結局、猫を抱いて病院に連れて行くことは出来ず…これ以上、どうにかしようとすると、威嚇し続ける猫の体力も持たないし、私の気持ちも持たない…それでも、友達はどうにか猫が轢かれない様にと、どこからか三角コーンを持って来て、猫の前後に置いていた。

帰り道「仕事で人間の死や病気には対処してるのに、なんで動物ではこうなの？」「泣いてても助からないんだから、どうにかしなきゃ」「可愛がるだけじゃダメなんだよ」と勇敢な友達から言われた…この友人の意外な一面を見た。勇敢だな…そして、その友人は泣いている私を意外だとは思わなかったらしい…なんでだ？？

奮闘したけど、結局はそのままにしてきてしまったこと。友達は一体どこから三角コーンを抱えてきたのか…もしかしたら、どこかの誰かにご迷惑をおかけしたかもしれないこと…けど、あの時の私達が出来るのは三角コーンを置くことしか出来なかったので、ご勘弁いただきたい。

話は随分逸れたけど…何事も中途半端に係るのは良くないと最近つくづく思う。保護をするのなら、最後まで責任を持つ。それが出来ないのなら、そっとしておく。中途半端な優しさが一番迷惑だと私は思う。