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2022年04月30日06:59

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事故が起きた背景

船体発見 引き揚げは難航か
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6940906

船体を引き上げて原因の特定をしないと確かな事は言えないが、現状集まっている情報だけで事故のバックボーンを推察してみる。

1、悪天候が予想され、同業者らは「出航やめろ」と注意した。
2、船首部分に破損個所がありこの点も同業者から指摘されていた。
3、ベテラン船長から新たな船長に変わったばかり。
4、会社側の無線機は、国交省職員が監査で立ち入りした際には、沖に出た船舶との連絡で使う無線用アンテナが破損→雪で破損し使用できない状態だったとみられる。
5、船が戻らない為心配した知人が無線機で船と交信した際は、豊田船長は「カシュニの滝あたりにいる。戻るまでに相当時間がかかる」と落ち着いた様子で伝えてきたという。つまり位置情報は把握できていた。
6、その直後に「船首から浸水、エンジンが止まり前方が沈んでいる」と豹変。
7、交信途中で救命胴衣を乗客に着せるよう指示する豊田船長の声が無線で流れた。このことから事故時点でもライフジャケットは着ていなかったと予想される。

こうして書き出してみると、杜撰な設備管理(雪で破損と言うなら少なくとも数カ月はアンテナは壊れているのだろう)、運航計画の判断ミス、同業者からの忠告を無視、ライフジャケットは通常船に乗船後すぐに着る物であるし、普通は習慣として船長は指示をする。この船長は常日頃から着けていなかった可能性が高い。

設備等に関しては設備投資の不備であり、安全運航よりも利益確保に走った結果だろうし、船長は乗船と同時にライフジャケットを装着する、と言う危機管理意識が欠如していたと推察。とっさに装着できる状態であったかも怪しい。

万全であっても海運事故は起きるもの。自然界は人間の科学では御し得ないから。
だが全員がライフジャケットを装着し、海中に飛び込んでいれば何割かは助かった可能性はあるし、無理な出航を壊れた船体で行う、と言う暴挙を犯さなければ防げた事故だろう。社長が責任を追及されるのは当然として、同業他社の経営者も自社の安全運航に再度チェックをお願いしたい。同様の事故が起きてしまっては亡くなった被害者が浮かばれない。
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