自分の経験絶対主義の危うさ

　この手の子育てコラムに必ず出てくるのが「それぞれ子供の性格が違うのに、文章のとおりになったら、苦労しない」とか、「マニュアルどおりに進まない」という反発。最早それが1つのマニュアルというくらいワンパターン。

　でも、「子供はそれぞれ違う」を言っちゃうなら、最早祖父母やママ友の経験を聞くことすら無意味なんだよね。外部からの情報をシャットダウンして、ひたすら自分の感覚と経験のみを頼りに子育てすればいいってなっちゃうじゃん。
　その行き着く果ての最悪パターンが虐待親なんじゃないの？　「子育てに正解はない」ってよくいうけどさ、「不正解」は確実にあるよな。「子育てに正解はない」派の人だって、まさか虐待の果ての子殺しとかを「子供は一人一人違うし、正解はないんだから、それが有効な場合もある」とか言わんだろ。

　でも、子育ての渦中にいると、自分のやっていることが躾なのか虐待なのか分からなくなることは多いんだろうなと思う。日々ニュースを見ていればどうしたって思う。そんなときに自分を振り返るためには、やっぱり外部の声を聞くのが重要なんだと思うよ。人間1人の経験や感覚なんて、そこまでアテになるもんじゃないって。



■4歳の「買って」攻撃！わがままは我慢を覚える絶好のチャンス
(mamagirl - 07月10日 17:10)
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