知人の孤独死　それに追随するその他

職場には海水魚の水槽があり、そこは自分でメンテナンスする自信がないので、業者にお願いして、不定期に月1回、水槽の清掃と海水のメンテナンスに来てもらっていた。

12月来てないんじゃない？
いや11月が末に来たから年明けに来るんじゃない？
なんて年末、スタッフと話してたけど、年明け随分過ぎても来ないから、苔まみれになってきちゃったし、そろそろ電話してみた方がいいのかな？なんて話していたところだった。

その業者さんの知人で、うちのメンテナンスにも何回か同行したという人から、今日電話が掛かってきた。
実はその業者さんが亡くなっていたというのだ。

健康そうで元気そうなガタイのイイおじさんだったので、ええええええ？？とビックリ！！
たぶん55〜59くらいの60はいってなさそうな人で、いかにも、私よりちょっと上の世代の、バブル期にいわゆる『ブイブイいわせてた』って感じの派手目で面白い人。
マリンスポーツ大好きで、同世代の一般的な人より断然元気そうな人だったので、亡くなったと聞いて、事故かなんかかな？と思ったんだけど。。。

なんと、12月半ばにその電話してきた方が電話したら、インフルエンザになったと言ってて、その後何回か連絡しても連絡取れず、警察同伴で家に行ったら、中で倒れて亡くなっていたとのこと。

毎月会う業者さんだったけど、プライベートな話は聞いたこともなかったので、独身独り暮らしだったのも意外だったし、うちのメンテナンスも、その電話くれた人以外にも何人か連れて来てたことあったので、しかも元々、うちの担当はその社長じゃなく別の人で、その人が辞めたから社長が来るようになったので、今は会社お１人でされてたことも知らなかった。
連れてきてた人達は、どうやら、ダイビング仲間の小遣い稼ぎのバイトだったよう。

あくまで仕事上の付き合いの方なので、亡くなったと聞いても、取り乱して号泣するような感覚でもないけれど、なんというか、ただただビックリ。
老人でもなく、若くはないとはいえ健康そうな中年でも、そういう死に方をすることもあるのか。まぁ、あるよね。あるか。。。

スタッフのうち、私と3歳くらいしか変わらない、ロバ耳で登場する結婚願望の強いDA.Hは、「ほら、だから１人でいるってダメなんですよ。病気の時に１人ってうんたらかんたら」と力説してて、まぁそれは、すぐ同棲したがる彼女が、今彼（彼女は違うと言ってるけど90％妻子持ち）との新居（賃貸）を3年近く探してるのに、同棲に至れていないことを、私がたしなめたりしたことに対するアレなんだけど、うーん。。。

色んなタイプの人がいて、病気になると心細くて人に頼りたくなる人もいるだろうけど、私はむしろ、病気の時は１人になりたいタイプ。
ごちゃごちゃ構われたくない。
看病めいたことされたら、むしろ気疲れで、ヘロヘロ感倍増しちゃうから。
人の面倒は相手が望めば看るけれど、自分が苦手だから、甲斐甲斐しくも出来ない。

主に老人相手ではあるけれど、世の中の、孤独死にさせないために、周囲の関わりを〜〜とか、私は正直不快感。
孤独な老人＝本当は寂しいけれど、人と上手く関われないシャイな老人ではないだろう。
そういうのは、お節介な、自分自身が甘えん坊の人の自己満足に過ぎないと思う。

さて、今現在、孤独死のリスクもある私なのだが、当面、仕事している間はスタッフが、連絡付かず無断欠勤したらどうにかしてくれると思う。
仕事を辞め、友人知人との関係も希薄になった時、望む物は何か？？
ご近所のサポートとかいらねーわ。
正直、孤独死、何が悪い？？と思いさえする。
うざってー他人に、四六時中プライバシーに干渉されるのは嫌だ。

孤独死のリスクは、孤独じゃない。寂しいじゃない。
遺体発見が遅れて、周囲に迷惑を掛けること。
それだけだと思う。

だから、私は、体内埋め込み式の、生体反応モニターサービスみたいなものがあれば、登録したい。
まぁ、近い将来出来るだろう。

１人で死ぬのは構わない。
むしろ１人で死にたい。猫型人間だから。
ただ、腐って人様の迷惑にはなりたくない。

そこまで細かくは聞いていないけれど、冬だから、そこまでじゃなかっただろうけど、
連絡くれた第一発見者の人のトラウマはかなりだろうなぁ。。。

あああ。
故人の、あの、チョイ悪オヤジ系だったぽい彼は、きっとカッコ付けてたであろう後輩に醜態を片付けてもらうことに、どういう思いなのか？
まぁ、死んだ後のことなんて、感じようもないか。。

色んな感情が交錯して、まとめられない。。。