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2020年07月09日00:33
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７月９日の日記
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今日の出来事：１５８１年−鎌田城の戦い、１６３２年−熊本藩主・加藤忠広が改易、１８５４年−安政大地震：伊賀上野地震、１８６４年−天狗党の乱：愿蔵火事、１８７２年−マリア・ルス号事件、１９３３年−松山城放火事件、１９４５年−第二次世界大戦：和歌山大空襲、岐阜空襲、１９５５年−後楽園遊園地が開園、日本初の本格的なジェットコースターを設置、２０１７年−「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録
今日は、鎌田城の戦いです。波川清宗は、土佐国高岡郡の波川城主で長宗我部国親に側近として仕えました。一条兼定を滅ぼした功で、長宗我部国親の娘を正室に迎え入れて一門衆となりました。その後も、長宗我部国親の子・元親の四国統一に貢献して、幡多郡・山路城主となりました。しかし、伊予で河野通直から寝返ってきた地蔵嶽城主・大野直之を援護するために派兵された際に、河野氏の援軍に訪れた小早川隆景軍と独断で和睦を結び、大野直之を見捨てて退却するなどの失政を犯したため、蟄居させられました。この処置を不満に思った波川清宗は謀叛を画策しました。諸将に同心を呼び掛けましたが、応じたのは一条内政と娘婿・北之川親安だけでした。しかし、露見したため剃髪して高野山に逃れようと、阿波・海部の香宗我部親泰を頼りましたが許されずに、１５８１年１月１２日に切腹させられました。長宗我部元親は、波川一族の征伐を決めました。波川一族は、土佐・鎌田城に籠もり、波川清宗の嫡男・清秀を大将として征伐軍を待ち構えました。１５８１年７月９日、長宗我部軍は鹿舗右近、勝賀瀬越後ら３０００の兵が仁淀川を越えて鎌田城の攻撃を開始しました。波川軍は弓や鉄砲で渡河する長宗我部軍を攻撃しましたが、食い止める事が出来ずに城への侵入を許して全滅しました。北之川親安は、謀反に加担していない旨を起請文に認めましたが、長宗我部元親に「謀反加担は明白なのに起請文を寄越したからには起請の罰が与えられる」との強引な理由で、１５８３年２月６日に居城・三滝城を伊予に侵攻した久武親直に攻められて討死しました。嫡男・正親は岡豊城で斬殺されました。一条内政は、伊予・法華津に追放されて法華津氏や豊後・大友氏に援助を求めましたが１５８５年７月２日、長宗我部元親によって毒殺されました。
次に、熊本藩主・加藤忠広が改易です。加藤清正が、「関ヶ原の戦い」の戦功により小西行長の旧領５２万石を領した事で熊本藩が成立しました。加藤清正は日本三名城の一つ、熊本城を築きました。加藤忠広は、加藤清正の三男として生まれましたが、長兄・虎熊と次兄・熊之助が早世した事で世子となりました。１６１１年、父・清正が死去したため跡を継ぎました。１１歳の若年であったため、重臣による合議制となり、藤堂高虎が後見人を務めました。家臣団を完全に掌握する事が出来ず、「牛方馬方騒動」などで重臣の対立が発生し、政治は混乱しました。牛方馬方騒動：家老・加藤正方派と、同じく家老・加藤正次派による藩政の主導権をめぐる抗争で、将軍・徳川秀忠の親裁によって加藤正次派が没落し、藩政の主導権が加藤正方派に一本化されました。名前の由来は、加藤正方の官職が「右馬允」であった事から加藤正方派を「馬方」、加藤正次派を「牛方」とあだ名した事によります。熊本藩主・加藤清正が死去すると、幕府は嫡子・加藤忠広の家督相続に条件を出しました。若年の加藤忠広が跡目を継ぐ前提として、藤堂高虎を後見人として定め、五家老による合議制を中心とする事を求めました。さらに藩政にも介入し、それまで肥後内牧城代であった加藤正方を家老とし、麦島城代に取り立てました。加藤忠広の襲封から７年後の１６１８年、加藤正方派の下津宗秀が、加藤忠広の舅であった玉目丹波守や加藤正次らを幕府に訴えて、「大坂の陣」で豊臣氏へ兵糧の扶助を行って謀反を起こしたと申し立てました。程なく加藤正次派も加藤正方派を訴えた事から、事態は両派による訴訟合戦となり、加藤家の内訌が幕府に露見しました。幕閣は関係者と藩主・加藤忠広を江戸で吟味しました。将軍・徳川秀忠の裁決によって、藩主・加藤忠広の責任は不問とした上で、加藤正方らに勝訴を申し渡しました。一方で敗訴した加藤正次派の多くは配流処分を受けました。加藤正次は堀直寄の預かり、玉目丹波守は蒲生忠郷の預かりとなりました。勝訴した加藤正方は１６２２年に八代城を完成させて、筆頭城代家老の任に就いて、藩政の中心となりました。しかし、加藤家は改易となりました。改易の理由は、加藤忠広の嫡男・光広が諸大名の名前と花押を記した謀反の連判状の偽物を作って遊んだこと、加藤忠広が家臣団を統率できなかったこと、「徳川忠長事件」に連座したためと言われています。しかし、真の理由は加藤氏が豊臣氏恩顧の有力大名で、豊臣氏と血縁関係にあった事で幕府に警戒され、手頃な理由をつけられて取り潰されたという説があります。１６３２年７月８日、加藤忠広は江戸参府途上の品川宿で入府を止められ、池上本門寺にて上使・稲葉正勝より改易の沙汰がありました。出羽庄内藩主・酒井忠勝にお預けとなりました。こうして、加藤清正の築いた熊本藩は、２代・忠広で断絶しました。その後、細川忠利が熊本に入封し、以後「廃藩置県」まで細川家が藩主として存続しました。
その次に、安政大地震：伊賀上野地震です。伊賀上野地震は、１８５４年７月９日１４時頃に三重県伊賀市北部で発生した地震です。活断層で発生した内陸直下型地震です。「安政」への改元前に発生した地震でしたが、「安政伊賀地震」とも呼ばれています。７月７日正午に前震が発生しました。前震による建物の倒壊はありませんでしたが、夜通し揺れ続けました。その後、９日に本震が発生しました。越後、常陸から長門に至る広い範囲で地震が記録されています。伊賀上野城の東・西大手門の石垣が崩れ、番人４名が死亡し、地滑りなどの被害も大でした。死者は計９９５名、伊賀上野付近の死者は６２５名、負傷者９９４名、家屋倒壊２２７０戸、蔵倒壊３０６件でした。その後、規模の大きい余震が８月３日２時頃まで続きました。薬師寺東塔も損傷しました。この地震から始まり、「飛越地震」迄の安政年間に連発した一連の地震の事を「安政大地震」と総称されています。
その次の次に、天狗党の乱：愿蔵火事です。田中愿蔵は、常陸国久慈郡東連地村（現・茨城県常陸太田市）で生まれ、医家の養子となりました。藩校「弘道館」、江戸の「昌平坂学問所」で学んだ後、水戸藩が那珂郡野口村に設立した郷校の「時雍館（野口郷校）」で館長を務め、領民の教育活動を行いました。１８６４年５月２日、藤田小四郎が尊王攘夷を唱えて筑波山で挙兵すると、時雍館の教え子らを率いて加わり、天狗党幹部となって一隊を指揮しました。しかし、田中愿蔵は藤田小四郎の本隊から離れ、別働隊として独自の行動を取るようになりました。天狗党は軍資金調達のため、近隣の町村の役人や富農・商人等から金品の徴発を行いました。田中隊も７月８日、栃木宿で町に対して軍資金３万両の差し出しを要求しました。しかし、町側がこれに応じないと知ると、商家に侵入して住吉屋の娘・お栄を殺戮して血祭りにあげました。さらに、家々に押し入って金品を強奪した上で宿場に放火しました。翌日までに、宿場内で２３７戸が焼失しました。駆け付けた栃木陣屋の役人が田中愿蔵にお栄殺害の下手人を差し出すよう命じると、賠償金として１５０両を支払いました。しかし、宿場内に居座り続けたため、陣屋側は急いで武器を調えて近くの猟師達を召集しました。同日夜、田中愿蔵は隊員に松明を用意させると、町に対して軍資金３万両を差し出せと要求しました。町側が５０００両しか出せないと答えると田中愿蔵は宿場に火を放たせ、さらに火を消そうと集まって来た町民達を手当たり次第に惨殺しました。この事件は「愿蔵火事」と呼ばれて後世に語り継がれる事になります。また、７月２４日に真鍋宿で略奪、放火を行って７７戸を焼失させました。こうして、田中愿蔵の悪名は広まりました。老中・板倉勝静、牧野忠恭らは、筑波勢による恐喝・殺人によって関東一円の治安が極度に悪化している事を問題視し、水戸藩に対して筑波勢を追討するよう求めました。水戸藩・門閥派の市川三左衛門、佐藤図書、朝比奈弥太郎、鈴木石見守らが改革派の排撃を始めました。幕府が天狗党追討令を出し、常陸、下野の諸藩に出兵を命じると、市川三左衛門らは弘道館諸生を中心とする部隊を組織して「天狗党」の討伐を開始しました。ここで諸生の党、「諸生党」が反天狗党の総称となりました。筑波勢の侵入に備えて厳重な警戒態勢をとっていた松戸・千住を通過できるように、市川三左衛門に身元確認用の「竜」字の印鑑を送りました。これに呼応する形で、市川三左衛門ら諸生党と鎮派の一部の計約６００人が藩主・徳川慶篤のいる江戸・小石川の水戸藩邸に急行し、藩執行部から激派を駆逐して藩邸を掌握しました。このように水戸藩は、藤田小四郎が率いる「天狗党（筑波勢）」、田中愿蔵が率いる「天狗党（田中隊）」、武田耕雲斎が率いる「激派（武田勢）」、榊原新左衛門が率いる「鎮派（大発勢）」、市川三左衛門が率いる「諸生党（市川勢）」に分裂しました。こうして、水戸藩領内各地で士民が諸生党側と天狗党側に分かれての抗争が始まる事になります。
そのまた次に、マリア・ルス号事件です。中国の澳門からペルーに向かっていたペルー船籍の「マリア・ルス」が、横浜港に修理の為に入港してきました。同船には清国人苦力２３１名が乗船していました。数日後、過酷な待遇から逃れる為に一人の清国人が海へ逃亡し、イギリス軍艦「アイアンデューク号」が救助しました。そのため、イギリスは「マリア・ルス」を「奴隷運搬船」と判断し、イギリス在日公使は日本政府に対して清国人救助を要請しました。そのため当時の副島種臣・外務卿（外務大臣）は、大江卓・神奈川県権令（県副知事）に清国人救助を命じました。しかし、日本とペルーの間では当時「二国間条約」が締結されていませんでした。このため政府内には、国際紛争をペルーとの間で引き起こすと国際関係上不利であるとの意見がありましたが、副島種臣は人道主義と日本の主権独立を主張し、「マリア・ルス」に乗船している清国人救出のために法手続きを決定しました。「マリア・ルス」は横浜港からの出航停止を命じられ、清国人全員を下船させました。「マリア・ルス」の船長は訴追され、神奈川県庁に設置された大江卓を裁判長とする特設裁判所の判決で、清国人の解放を条件に「マリア・ルス」の出航許可を与えました。しかし、船長は判決を不服とした上で清国人の「移民契約」履行請求の訴えを起こし、清国人を「マリア・ルス」に戻すように訴えました。この訴えに対して２度目の裁判では、「移民契約」の内容は奴隷契約であり、人道に反するものである事から無効であるとして却下しました。また、この裁判の審議で船長側弁護人（イギリス人）が「日本が奴隷契約が無効であるというなら、日本においてもっとも酷い奴隷契約が有効に認められて、悲惨な生活をなしつつあるではないか。それは遊女の約定である」として遊女の年季証文の写しと横浜病院医治報告書を提出しました。日本国内でも娼妓という「人身売買」が公然と行われており、奴隷売買を非難する資格がないとのこの批判により、日本は「公娼制度」を廃止せざるを得なくなり、「芸娼妓解放令」が出される契機となりました。裁判により、清国人は解放されて清国へ帰国しました。清国政府は日本の友情的行動への謝意を表明しました。しかし、問題はこれで終わりませんでした。翌年２月にペルー政府は海軍大臣を来日させ、「マリア・ルス」問題に対して謝罪と損害賠償を日本政府に要求しました。この両国間の紛争解決の為に仲裁契約が結ばれ、第三国のロシア帝国による国際仲裁裁判が開催される事になりました。ロシア皇帝・アレクサンドル２世による国際裁判は「日本側の措置は一般国際法にも条約にも違反せず妥当なものである」とする判決を出し、ペルー側の訴えを退けました。これは、日本が国際裁判の当事者となった初めての事例でもあります。
そのまた次の次に、松山城放火事件です。この放火犯が最初の犯行に及んだのは１９３２年９月１５日、道後温泉にある道後ホテルが炎上し、１９時間後には近くの曹洞宗護国山・義安寺も炎上しました。当初警察は「失火」か「放火」かを断定していなかったにもかかわらず、地元新聞社は放火によるものと憶測記事を掲載しました。これは松山のシンボルである松山城が標的にされる事を恐れて警鐘のためでした。そして、１９３３年７月９日に松山城が放火されました。天守は類焼を免れましたが、小天守・南北隅櫓・多聞櫓が焼失しました。不幸にもそれが現実になったのでした。その後、地元紙「海南新聞」（現在の愛媛新聞）に対し、放火犯からと思われる手口を詳細に記した手紙が寄せられるようになりましたが、犯人はなかなか判明しませんでした。犯人は１９３２年から１９３６年までの４年間に４５箇所（有罪となったのは３７箇所）に放火し、被害額１２０万円を与えました。放火したのは寺院や学校などの大きな建物で、松山城のほか和歌山県の天理教教務支所、那覇の沖縄県立第二高等女学校が焼失しました。また、熊本県では列車妨害事件を引き起こしていました。「西日本１３府県連続放火事件」と呼ばれました。熊本県警察は放火現場に血と膿が付着した紙くずから、犯人の特定に成功しました。愛媛県に朝香宮訪問に伴う厳戒体制にあった１９３６年５月に、宇和島市に偽名で宿泊中の古川某（３４歳）を逮捕しました。古川某は当時梅毒に罹患しており、そのため手足から血膿が吹いていました。逮捕後、西日本各地で学校や寺院などに対する４５件の放火と列車妨害に加えて８件の窃盗を自供し、動機として「火を見ると興奮する」、「焼けば大工や左官の仕事が増える」など屈折した心理が垣間見えていました。犯人の男性は福井県で生まれましたが、家庭環境に恵まれず、そのため少年の時代から常習的に窃盗を繰り返していました。連続放火犯として逮捕された時には前科７犯で、刑務所と一般社会を往復していた人生でした。一連の放火で犠牲者は出ていませんでしたが、１９３７年１１月１２日に松山地裁は刑法の放火罪では最高の死刑を宣告し、２審の広島控訴院（現在の広島高裁）も控訴を棄却し、１９３９年９月１５日に広島刑務所で死刑が執行されました。
さらに次に、第二次世界大戦：和歌山大空襲、岐阜空襲です。
和歌山大空襲：１９４５年７月９日１７時頃、テニアン西飛行場を多数のＢ−２９と１機の気象観測機が離陸し、出撃しました。２１時１０分、和歌山市全域と紀州沖に警戒警報が出され、ラジオはアメリカ軍機が熊野沖に飛来した事を報じました。２２時２５分に和歌山県全域に空襲警報が発令されました。そして、２２時３０分には紀州沖海域にも空襲警報が発令されました。２３時頃、ラジオが「敵爆撃機、約２５０機、５群に分かれて紀伊水道を北上。淡路島上空で旋回し、１群は南東方面に向かった」と報じました。アメリカ軍は和歌山市上空に進入し、２３時３６分に河西部の湊河口付近へ照明弾を落として、爆撃を開始しました。その後、アメリカ軍は紀ノ川駅周辺を爆撃し、和歌山市駅、ぶらくり丁、和歌山県庁舎付近、和歌山市役所付近などに焼夷弾や油脂弾を落としたため、中心部は壊滅状態となりました。また、市民は４０００坪の空き地になっていた旧和歌山県庁舎跡（現：汀公園）に避難していましたが、そこを火災による熱風が襲ったため、そこだけで７４８人もの死者を出しました。１時４８分に爆撃は終了し、２時３０分頃にはＢ−２９は潮岬上空から南方洋上へ去っていきました。３時２５分に空襲警報は解除されました。死者：１２０８人、行方不明者：２１６人、重傷者：１５６０人に上りました。また、和歌山の象徴であった和歌山城が炎上の末に、焼失しました。城内には国宝の白亜の天守閣をはじめとする多数の国宝や建築物などがありましたが、岡口門など数棟を残して全焼しました。戦後の１９５８年に和歌山市民の熱意により、天守閣は復元されました。
岐阜空襲：１９４５年７月９日午後１１時頃、熊野灘から進入した「Ｂ−２９」１３５機は、琵琶湖上空で方向を変えて関ヶ原より岐阜県に進入しました。午後１１時３４分に空襲が開始されました。攻撃照準点は現在の金町５丁目交差点でした。岐阜駅周辺、柳ヶ瀬、岐阜県庁舎（現・岐阜総合庁舎）周辺、名古屋鉄道田神駅、川西機械岐阜工場（現・西日本キャンパック）、名古屋鉄道広江駅、安良田町駅周辺と、高射砲があった稲葉郡鏡島村が空襲を受け、岐阜市中心部がほぼ焼け野原となりました。翌日午前０時２０分に空襲が終了しました。「Ｅ４６集束焼夷弾」、「Ｍ４７焼夷弾」が計９０７．５ｔが投下されました。死者８６８人、負傷者１０５９人、全半壊家屋２０３６３戸、罹災者１０００００人の被害を出しました。
最後に、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録です。福岡県宗像市及び福津市内にある宗像三女神を祀る宗像大社信仰、大宮司家宗像氏にまつわる史跡、文化財の総称です。構成資産は以下の８資産です。沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩、沖津宮遥拝所、中津宮、辺津宮、新原・奴山古墳群
宗像市
沖ノ島（宗像大社沖津宮）：「宗像神社境内」として島全体が御神体で国の史跡に指定、「沖ノ島原始林」が国の天然記念物に指定されています。また、「福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品・伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品」として約８万点の出土品が国宝に指定されており、「海の正倉院」とも呼ばれる由縁となっています。島の手前にある「小屋島」、「御門柱」、「天狗岩」の三つの岩礁が鳥居の役割を果たしているとし、付帯施設として記載されました。
宗像大社中津宮と御嶽山祭祀遺跡（御嶽神社）：宗像市大島。「宗像神社境内」として国の史跡に指定、本殿は福岡県の有形文化財に指定されています。御嶽神社裏で確認された御嶽山祭祀遺跡は、沖ノ島と同時期の露天祭祀遺構です。御嶽神社に至る登山道は、九州オルレにも指定されいます。
沖津宮遥拝所(瀛津宮)：宗像市大島。「宗像神社境内」として国の史跡に指定されています。
宗像大社辺津宮：宗像市田島。「宗像神社境内」として国の史跡に指定、本殿及び拝殿は国の重要文化財に指定されています。境内背後にある高宮祭場の地中にある下高宮祭祀遺跡は、沖ノ島および御嶽山祭祀遺跡同様の露天祭祀遺構です。
福津市
新原・奴山古墳群：「津屋崎古墳群」として国の史跡に指定されています。
今日の誕生日：亀山天皇（第９０代天皇）、霊元天皇（第１１２代天皇）、松山英太郎、細野晴臣（元ＹＭＯ）、O・J・シンプソン、エド山口、稲垣潤一、田代富雄、トム・ハンクス、久本雅美、南流石、布施辰徳、浅野ゆう子、高見知佳、可愛かずみ、松下由樹、草��剛（元ＳＭＡＰ）、中田浩二、吉村崇（平成ノブシコブシ）、安藤梢、清水依与吏（ｂａｃｋ ｎｕｍｂｅｒ）、やしろ優、鈴木奈々、池松壮亮
今日の記念日：ジェットコースターの日、ほおずき市、泣く日
今日の「今日訓」：本日は、後楽園遊園地の開園した日です。日本初の本格的なジェットコースターが設置された事から「ジェットコースターの日」、「７（な）９（く）」の語呂合わせで「泣く日」となりました。
今日は、鎌田城の戦いです。波川清宗は、土佐国高岡郡の波川城主で長宗我部国親に側近として仕えました。一条兼定を滅ぼした功で、長宗我部国親の娘を正室に迎え入れて一門衆となりました。その後も、長宗我部国親の子・元親の四国統一に貢献して、幡多郡・山路城主となりました。しかし、伊予で河野通直から寝返ってきた地蔵嶽城主・大野直之を援護するために派兵された際に、河野氏の援軍に訪れた小早川隆景軍と独断で和睦を結び、大野直之を見捨てて退却するなどの失政を犯したため、蟄居させられました。この処置を不満に思った波川清宗は謀叛を画策しました。諸将に同心を呼び掛けましたが、応じたのは一条内政と娘婿・北之川親安だけでした。しかし、露見したため剃髪して高野山に逃れようと、阿波・海部の香宗我部親泰を頼りましたが許されずに、１５８１年１月１２日に切腹させられました。長宗我部元親は、波川一族の征伐を決めました。波川一族は、土佐・鎌田城に籠もり、波川清宗の嫡男・清秀を大将として征伐軍を待ち構えました。１５８１年７月９日、長宗我部軍は鹿舗右近、勝賀瀬越後ら３０００の兵が仁淀川を越えて鎌田城の攻撃を開始しました。波川軍は弓や鉄砲で渡河する長宗我部軍を攻撃しましたが、食い止める事が出来ずに城への侵入を許して全滅しました。北之川親安は、謀反に加担していない旨を起請文に認めましたが、長宗我部元親に「謀反加担は明白なのに起請文を寄越したからには起請の罰が与えられる」との強引な理由で、１５８３年２月６日に居城・三滝城を伊予に侵攻した久武親直に攻められて討死しました。嫡男・正親は岡豊城で斬殺されました。一条内政は、伊予・法華津に追放されて法華津氏や豊後・大友氏に援助を求めましたが１５８５年７月２日、長宗我部元親によって毒殺されました。
次に、熊本藩主・加藤忠広が改易です。加藤清正が、「関ヶ原の戦い」の戦功により小西行長の旧領５２万石を領した事で熊本藩が成立しました。加藤清正は日本三名城の一つ、熊本城を築きました。加藤忠広は、加藤清正の三男として生まれましたが、長兄・虎熊と次兄・熊之助が早世した事で世子となりました。１６１１年、父・清正が死去したため跡を継ぎました。１１歳の若年であったため、重臣による合議制となり、藤堂高虎が後見人を務めました。家臣団を完全に掌握する事が出来ず、「牛方馬方騒動」などで重臣の対立が発生し、政治は混乱しました。牛方馬方騒動：家老・加藤正方派と、同じく家老・加藤正次派による藩政の主導権をめぐる抗争で、将軍・徳川秀忠の親裁によって加藤正次派が没落し、藩政の主導権が加藤正方派に一本化されました。名前の由来は、加藤正方の官職が「右馬允」であった事から加藤正方派を「馬方」、加藤正次派を「牛方」とあだ名した事によります。熊本藩主・加藤清正が死去すると、幕府は嫡子・加藤忠広の家督相続に条件を出しました。若年の加藤忠広が跡目を継ぐ前提として、藤堂高虎を後見人として定め、五家老による合議制を中心とする事を求めました。さらに藩政にも介入し、それまで肥後内牧城代であった加藤正方を家老とし、麦島城代に取り立てました。加藤忠広の襲封から７年後の１６１８年、加藤正方派の下津宗秀が、加藤忠広の舅であった玉目丹波守や加藤正次らを幕府に訴えて、「大坂の陣」で豊臣氏へ兵糧の扶助を行って謀反を起こしたと申し立てました。程なく加藤正次派も加藤正方派を訴えた事から、事態は両派による訴訟合戦となり、加藤家の内訌が幕府に露見しました。幕閣は関係者と藩主・加藤忠広を江戸で吟味しました。将軍・徳川秀忠の裁決によって、藩主・加藤忠広の責任は不問とした上で、加藤正方らに勝訴を申し渡しました。一方で敗訴した加藤正次派の多くは配流処分を受けました。加藤正次は堀直寄の預かり、玉目丹波守は蒲生忠郷の預かりとなりました。勝訴した加藤正方は１６２２年に八代城を完成させて、筆頭城代家老の任に就いて、藩政の中心となりました。しかし、加藤家は改易となりました。改易の理由は、加藤忠広の嫡男・光広が諸大名の名前と花押を記した謀反の連判状の偽物を作って遊んだこと、加藤忠広が家臣団を統率できなかったこと、「徳川忠長事件」に連座したためと言われています。しかし、真の理由は加藤氏が豊臣氏恩顧の有力大名で、豊臣氏と血縁関係にあった事で幕府に警戒され、手頃な理由をつけられて取り潰されたという説があります。１６３２年７月８日、加藤忠広は江戸参府途上の品川宿で入府を止められ、池上本門寺にて上使・稲葉正勝より改易の沙汰がありました。出羽庄内藩主・酒井忠勝にお預けとなりました。こうして、加藤清正の築いた熊本藩は、２代・忠広で断絶しました。その後、細川忠利が熊本に入封し、以後「廃藩置県」まで細川家が藩主として存続しました。
その次に、安政大地震：伊賀上野地震です。伊賀上野地震は、１８５４年７月９日１４時頃に三重県伊賀市北部で発生した地震です。活断層で発生した内陸直下型地震です。「安政」への改元前に発生した地震でしたが、「安政伊賀地震」とも呼ばれています。７月７日正午に前震が発生しました。前震による建物の倒壊はありませんでしたが、夜通し揺れ続けました。その後、９日に本震が発生しました。越後、常陸から長門に至る広い範囲で地震が記録されています。伊賀上野城の東・西大手門の石垣が崩れ、番人４名が死亡し、地滑りなどの被害も大でした。死者は計９９５名、伊賀上野付近の死者は６２５名、負傷者９９４名、家屋倒壊２２７０戸、蔵倒壊３０６件でした。その後、規模の大きい余震が８月３日２時頃まで続きました。薬師寺東塔も損傷しました。この地震から始まり、「飛越地震」迄の安政年間に連発した一連の地震の事を「安政大地震」と総称されています。
その次の次に、天狗党の乱：愿蔵火事です。田中愿蔵は、常陸国久慈郡東連地村（現・茨城県常陸太田市）で生まれ、医家の養子となりました。藩校「弘道館」、江戸の「昌平坂学問所」で学んだ後、水戸藩が那珂郡野口村に設立した郷校の「時雍館（野口郷校）」で館長を務め、領民の教育活動を行いました。１８６４年５月２日、藤田小四郎が尊王攘夷を唱えて筑波山で挙兵すると、時雍館の教え子らを率いて加わり、天狗党幹部となって一隊を指揮しました。しかし、田中愿蔵は藤田小四郎の本隊から離れ、別働隊として独自の行動を取るようになりました。天狗党は軍資金調達のため、近隣の町村の役人や富農・商人等から金品の徴発を行いました。田中隊も７月８日、栃木宿で町に対して軍資金３万両の差し出しを要求しました。しかし、町側がこれに応じないと知ると、商家に侵入して住吉屋の娘・お栄を殺戮して血祭りにあげました。さらに、家々に押し入って金品を強奪した上で宿場に放火しました。翌日までに、宿場内で２３７戸が焼失しました。駆け付けた栃木陣屋の役人が田中愿蔵にお栄殺害の下手人を差し出すよう命じると、賠償金として１５０両を支払いました。しかし、宿場内に居座り続けたため、陣屋側は急いで武器を調えて近くの猟師達を召集しました。同日夜、田中愿蔵は隊員に松明を用意させると、町に対して軍資金３万両を差し出せと要求しました。町側が５０００両しか出せないと答えると田中愿蔵は宿場に火を放たせ、さらに火を消そうと集まって来た町民達を手当たり次第に惨殺しました。この事件は「愿蔵火事」と呼ばれて後世に語り継がれる事になります。また、７月２４日に真鍋宿で略奪、放火を行って７７戸を焼失させました。こうして、田中愿蔵の悪名は広まりました。老中・板倉勝静、牧野忠恭らは、筑波勢による恐喝・殺人によって関東一円の治安が極度に悪化している事を問題視し、水戸藩に対して筑波勢を追討するよう求めました。水戸藩・門閥派の市川三左衛門、佐藤図書、朝比奈弥太郎、鈴木石見守らが改革派の排撃を始めました。幕府が天狗党追討令を出し、常陸、下野の諸藩に出兵を命じると、市川三左衛門らは弘道館諸生を中心とする部隊を組織して「天狗党」の討伐を開始しました。ここで諸生の党、「諸生党」が反天狗党の総称となりました。筑波勢の侵入に備えて厳重な警戒態勢をとっていた松戸・千住を通過できるように、市川三左衛門に身元確認用の「竜」字の印鑑を送りました。これに呼応する形で、市川三左衛門ら諸生党と鎮派の一部の計約６００人が藩主・徳川慶篤のいる江戸・小石川の水戸藩邸に急行し、藩執行部から激派を駆逐して藩邸を掌握しました。このように水戸藩は、藤田小四郎が率いる「天狗党（筑波勢）」、田中愿蔵が率いる「天狗党（田中隊）」、武田耕雲斎が率いる「激派（武田勢）」、榊原新左衛門が率いる「鎮派（大発勢）」、市川三左衛門が率いる「諸生党（市川勢）」に分裂しました。こうして、水戸藩領内各地で士民が諸生党側と天狗党側に分かれての抗争が始まる事になります。
そのまた次に、マリア・ルス号事件です。中国の澳門からペルーに向かっていたペルー船籍の「マリア・ルス」が、横浜港に修理の為に入港してきました。同船には清国人苦力２３１名が乗船していました。数日後、過酷な待遇から逃れる為に一人の清国人が海へ逃亡し、イギリス軍艦「アイアンデューク号」が救助しました。そのため、イギリスは「マリア・ルス」を「奴隷運搬船」と判断し、イギリス在日公使は日本政府に対して清国人救助を要請しました。そのため当時の副島種臣・外務卿（外務大臣）は、大江卓・神奈川県権令（県副知事）に清国人救助を命じました。しかし、日本とペルーの間では当時「二国間条約」が締結されていませんでした。このため政府内には、国際紛争をペルーとの間で引き起こすと国際関係上不利であるとの意見がありましたが、副島種臣は人道主義と日本の主権独立を主張し、「マリア・ルス」に乗船している清国人救出のために法手続きを決定しました。「マリア・ルス」は横浜港からの出航停止を命じられ、清国人全員を下船させました。「マリア・ルス」の船長は訴追され、神奈川県庁に設置された大江卓を裁判長とする特設裁判所の判決で、清国人の解放を条件に「マリア・ルス」の出航許可を与えました。しかし、船長は判決を不服とした上で清国人の「移民契約」履行請求の訴えを起こし、清国人を「マリア・ルス」に戻すように訴えました。この訴えに対して２度目の裁判では、「移民契約」の内容は奴隷契約であり、人道に反するものである事から無効であるとして却下しました。また、この裁判の審議で船長側弁護人（イギリス人）が「日本が奴隷契約が無効であるというなら、日本においてもっとも酷い奴隷契約が有効に認められて、悲惨な生活をなしつつあるではないか。それは遊女の約定である」として遊女の年季証文の写しと横浜病院医治報告書を提出しました。日本国内でも娼妓という「人身売買」が公然と行われており、奴隷売買を非難する資格がないとのこの批判により、日本は「公娼制度」を廃止せざるを得なくなり、「芸娼妓解放令」が出される契機となりました。裁判により、清国人は解放されて清国へ帰国しました。清国政府は日本の友情的行動への謝意を表明しました。しかし、問題はこれで終わりませんでした。翌年２月にペルー政府は海軍大臣を来日させ、「マリア・ルス」問題に対して謝罪と損害賠償を日本政府に要求しました。この両国間の紛争解決の為に仲裁契約が結ばれ、第三国のロシア帝国による国際仲裁裁判が開催される事になりました。ロシア皇帝・アレクサンドル２世による国際裁判は「日本側の措置は一般国際法にも条約にも違反せず妥当なものである」とする判決を出し、ペルー側の訴えを退けました。これは、日本が国際裁判の当事者となった初めての事例でもあります。
そのまた次の次に、松山城放火事件です。この放火犯が最初の犯行に及んだのは１９３２年９月１５日、道後温泉にある道後ホテルが炎上し、１９時間後には近くの曹洞宗護国山・義安寺も炎上しました。当初警察は「失火」か「放火」かを断定していなかったにもかかわらず、地元新聞社は放火によるものと憶測記事を掲載しました。これは松山のシンボルである松山城が標的にされる事を恐れて警鐘のためでした。そして、１９３３年７月９日に松山城が放火されました。天守は類焼を免れましたが、小天守・南北隅櫓・多聞櫓が焼失しました。不幸にもそれが現実になったのでした。その後、地元紙「海南新聞」（現在の愛媛新聞）に対し、放火犯からと思われる手口を詳細に記した手紙が寄せられるようになりましたが、犯人はなかなか判明しませんでした。犯人は１９３２年から１９３６年までの４年間に４５箇所（有罪となったのは３７箇所）に放火し、被害額１２０万円を与えました。放火したのは寺院や学校などの大きな建物で、松山城のほか和歌山県の天理教教務支所、那覇の沖縄県立第二高等女学校が焼失しました。また、熊本県では列車妨害事件を引き起こしていました。「西日本１３府県連続放火事件」と呼ばれました。熊本県警察は放火現場に血と膿が付着した紙くずから、犯人の特定に成功しました。愛媛県に朝香宮訪問に伴う厳戒体制にあった１９３６年５月に、宇和島市に偽名で宿泊中の古川某（３４歳）を逮捕しました。古川某は当時梅毒に罹患しており、そのため手足から血膿が吹いていました。逮捕後、西日本各地で学校や寺院などに対する４５件の放火と列車妨害に加えて８件の窃盗を自供し、動機として「火を見ると興奮する」、「焼けば大工や左官の仕事が増える」など屈折した心理が垣間見えていました。犯人の男性は福井県で生まれましたが、家庭環境に恵まれず、そのため少年の時代から常習的に窃盗を繰り返していました。連続放火犯として逮捕された時には前科７犯で、刑務所と一般社会を往復していた人生でした。一連の放火で犠牲者は出ていませんでしたが、１９３７年１１月１２日に松山地裁は刑法の放火罪では最高の死刑を宣告し、２審の広島控訴院（現在の広島高裁）も控訴を棄却し、１９３９年９月１５日に広島刑務所で死刑が執行されました。
さらに次に、第二次世界大戦：和歌山大空襲、岐阜空襲です。
和歌山大空襲：１９４５年７月９日１７時頃、テニアン西飛行場を多数のＢ−２９と１機の気象観測機が離陸し、出撃しました。２１時１０分、和歌山市全域と紀州沖に警戒警報が出され、ラジオはアメリカ軍機が熊野沖に飛来した事を報じました。２２時２５分に和歌山県全域に空襲警報が発令されました。そして、２２時３０分には紀州沖海域にも空襲警報が発令されました。２３時頃、ラジオが「敵爆撃機、約２５０機、５群に分かれて紀伊水道を北上。淡路島上空で旋回し、１群は南東方面に向かった」と報じました。アメリカ軍は和歌山市上空に進入し、２３時３６分に河西部の湊河口付近へ照明弾を落として、爆撃を開始しました。その後、アメリカ軍は紀ノ川駅周辺を爆撃し、和歌山市駅、ぶらくり丁、和歌山県庁舎付近、和歌山市役所付近などに焼夷弾や油脂弾を落としたため、中心部は壊滅状態となりました。また、市民は４０００坪の空き地になっていた旧和歌山県庁舎跡（現：汀公園）に避難していましたが、そこを火災による熱風が襲ったため、そこだけで７４８人もの死者を出しました。１時４８分に爆撃は終了し、２時３０分頃にはＢ−２９は潮岬上空から南方洋上へ去っていきました。３時２５分に空襲警報は解除されました。死者：１２０８人、行方不明者：２１６人、重傷者：１５６０人に上りました。また、和歌山の象徴であった和歌山城が炎上の末に、焼失しました。城内には国宝の白亜の天守閣をはじめとする多数の国宝や建築物などがありましたが、岡口門など数棟を残して全焼しました。戦後の１９５８年に和歌山市民の熱意により、天守閣は復元されました。
岐阜空襲：１９４５年７月９日午後１１時頃、熊野灘から進入した「Ｂ−２９」１３５機は、琵琶湖上空で方向を変えて関ヶ原より岐阜県に進入しました。午後１１時３４分に空襲が開始されました。攻撃照準点は現在の金町５丁目交差点でした。岐阜駅周辺、柳ヶ瀬、岐阜県庁舎（現・岐阜総合庁舎）周辺、名古屋鉄道田神駅、川西機械岐阜工場（現・西日本キャンパック）、名古屋鉄道広江駅、安良田町駅周辺と、高射砲があった稲葉郡鏡島村が空襲を受け、岐阜市中心部がほぼ焼け野原となりました。翌日午前０時２０分に空襲が終了しました。「Ｅ４６集束焼夷弾」、「Ｍ４７焼夷弾」が計９０７．５ｔが投下されました。死者８６８人、負傷者１０５９人、全半壊家屋２０３６３戸、罹災者１０００００人の被害を出しました。
最後に、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録です。福岡県宗像市及び福津市内にある宗像三女神を祀る宗像大社信仰、大宮司家宗像氏にまつわる史跡、文化財の総称です。構成資産は以下の８資産です。沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩、沖津宮遥拝所、中津宮、辺津宮、新原・奴山古墳群
宗像市
沖ノ島（宗像大社沖津宮）：「宗像神社境内」として島全体が御神体で国の史跡に指定、「沖ノ島原始林」が国の天然記念物に指定されています。また、「福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品・伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品」として約８万点の出土品が国宝に指定されており、「海の正倉院」とも呼ばれる由縁となっています。島の手前にある「小屋島」、「御門柱」、「天狗岩」の三つの岩礁が鳥居の役割を果たしているとし、付帯施設として記載されました。
宗像大社中津宮と御嶽山祭祀遺跡（御嶽神社）：宗像市大島。「宗像神社境内」として国の史跡に指定、本殿は福岡県の有形文化財に指定されています。御嶽神社裏で確認された御嶽山祭祀遺跡は、沖ノ島と同時期の露天祭祀遺構です。御嶽神社に至る登山道は、九州オルレにも指定されいます。
沖津宮遥拝所(瀛津宮)：宗像市大島。「宗像神社境内」として国の史跡に指定されています。
宗像大社辺津宮：宗像市田島。「宗像神社境内」として国の史跡に指定、本殿及び拝殿は国の重要文化財に指定されています。境内背後にある高宮祭場の地中にある下高宮祭祀遺跡は、沖ノ島および御嶽山祭祀遺跡同様の露天祭祀遺構です。
福津市
新原・奴山古墳群：「津屋崎古墳群」として国の史跡に指定されています。
今日の誕生日：亀山天皇（第９０代天皇）、霊元天皇（第１１２代天皇）、松山英太郎、細野晴臣（元ＹＭＯ）、O・J・シンプソン、エド山口、稲垣潤一、田代富雄、トム・ハンクス、久本雅美、南流石、布施辰徳、浅野ゆう子、高見知佳、可愛かずみ、松下由樹、草��剛（元ＳＭＡＰ）、中田浩二、吉村崇（平成ノブシコブシ）、安藤梢、清水依与吏（ｂａｃｋ ｎｕｍｂｅｒ）、やしろ優、鈴木奈々、池松壮亮
今日の記念日：ジェットコースターの日、ほおずき市、泣く日
今日の「今日訓」：本日は、後楽園遊園地の開園した日です。日本初の本格的なジェットコースターが設置された事から「ジェットコースターの日」、「７（な）９（く）」の語呂合わせで「泣く日」となりました。
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