今日の出来事：１４４３年−禁闕の変、１５９７年−慶長の役：稷山の戦い、１８６８年−秋田戊辰戦争：岩瀬会戦、２０１０年−アパパネが日本競馬史上３頭目の牝馬三冠を達成
本日は、禁闕の変です。「禁闕」とは、皇居（京都御所）の内裏という意味です。室町幕府６代将軍・足利義教が赤松満祐に暗殺された「嘉吉の乱」により、足利義勝が９歳で将軍職を継ぎ、第７代将軍となりました。しかし、在任わずか８ヶ月で死去しました。８代将軍には同母弟で８歳の足利義政が選出されました。事件はその最中に起きました。首謀者は南朝の後亀山天皇の子孫とされる金蔵主・通蔵主の兄弟、鎌倉時代の後鳥羽上皇の後胤を称する源尊秀、日野家嫡流の日野有光・日野資光らでした。彼らは、吉野朝廷（南朝）の復興を唱える「後南朝」と称される勢力で、京都の後花園天皇内裏を襲撃しました。彼らは内裏に火をかけました。後花園天皇は左大臣・近衛忠嗣の邸に避難し、幕兵との戦闘になりました。彼らはは「三種の神器」の剣と神爾を奪い、後醍醐天皇の先例を模して比叡山に逃れて、根本中堂に立て籠もりました。朝廷から追討令が出ると、数日のうちに管領・畠山持国が派遣した幕府軍や協力を拒んだ山徒がこれを鎮圧しました。一味のうち金蔵主や日野有光らは討たれ、日野資親ら一部は逮捕されて処刑・流罪になりました。奪われた神器のうち、剣は清水寺で発見されましたが、神爾は持ち去られたままでした。神爾は１４年後の長禄元年（１４５７年）に、「嘉吉の乱」で没落した赤松氏の遺臣が再興を目指して後南朝より奪い返した「長禄の変」で、翌年には北朝の手に戻る事になります。赤松氏は、これによって赤松政則の家督相続を認められ、加賀半国を与えられて再興を果たす事になります。
次に、慶長の役：稷山の戦いです。釜山周辺に布陣していた日本軍は「漆川梁の海戦」で朝鮮水軍を殲滅すると、陸上でも全羅道を目指して進撃を開始しました。この時、明・朝鮮軍は全羅道と慶尚道との道境付近にある南原城と黄石山城で守りを固めていました。日本軍は左軍と右軍の２隊に分かれて西進し、左軍は南原城を攻め落とし（南原城の戦い）、右軍は黄石山城を攻め落とし（黄石山城の戦い）、両軍は全羅道の中核都市全州に向かって併進しました。すると、ここを守る明将・陳愚衷は恐れをなして逃走したため、戦う事なく全州を占領しました。ここで諸将は軍議を開いて、全羅道及び忠清道を平定するために各地へ分進していきました。忠清道平定を担当する日本の右軍の主力・毛利秀元（兵約２５０００）、加藤清正（兵約１００００）、黒田長政（兵約５０００）及び軍監・太田一吉、竹中重利の五将は兵４００００余人を率いて全州を発し、北進して公州に至りました。初め明将・陳愚衷が全州を捨てて逃走すると、提督・麻貴は漢城より遊撃・牛伯英を遣わして救援させました。牛伯英は陳愚衷と兵を合わせて公州に駐屯していましたが、日本軍が全州を発して大挙北進するのを聞くと漢城に退却しました。こうして日本軍は抵抗を受ける事なく公州を占領しました。日本軍は公州で軍を分けて加藤清正・太田一吉の２隊は燕岐を経て清州に到り、毛利秀元は黒田長政隊を先鋒として全義を経て天安に到りました。漢城では明の経理・楊鎬が平壌より来て麻貴を促し、日本軍の前進を阻止しようとしました。麻貴は水原で副総兵・解生、遊撃牛・伯英、楊登山、頗貴の４将に精騎２０００を率いさせて稷山に向かわせました。朝鮮の朝廷も李元翼に兵を率させて、明軍の左翼を警戒させました。黒田長政は部将・黒田直之、栗山利安ら先鋒の若干の兵を前進させました。ここで毛屋武久の進言により、明軍に突撃しました。これに明軍は驚いて、短時間で破れて後退しました。黒田長政は戦場に到着すると直ちに東方の高地に上がって自ら敵情を偵察し、隊の部署を改めました。右備一番隊は母里友信、栗山利安、黒田利高に任じ、井上九郎兵衛、野村市右衛門を二番隊とし、左備一番隊は後藤基次、黒田一成に任じ、黒田直之、桐山孫兵衛を二番隊としました。黒田長政は自ら２０００人を率いました。明将・解生等が水原より到来すると遊撃・擺賽、千総・李盆喬、把総・劉遇節等２０００人の援軍を得て再び攻め寄せてきました。そして、両軍は激突しました。毛利秀元は天安で稷山の戦況を聞き、救援に赴きました。先鋒の将・宍戸元続、吉見広行等が駆けつけ、敵の側背に突撃しました。明軍は遂に敗れて水原方向に後退しました。
その次に、秋田戊辰戦争：岩瀬会戦です。秋田総督府は、大館城を攻略した盛岡藩軍に対して対策を立てました。西軍下参謀・大山綱良は佐賀藩隊長・田村乾太左衛門を呼び寄せ、田村乾太左衛門は部下９０名と肥前小城藩隊長・田尻宮内が率いる兵５００名と共に応援に駆けつけました。佐賀藩、小城藩と佐竹大和軍、茂木筑後軍の総兵力１４００名の新政府軍の連合軍が、荷上場村に集結しました。こうして新政府軍の反撃が開始され、盛岡藩軍は坊沢村、前山村、綴子村を焼き払って総退却しました。久保田藩は早口村まで進撃をしました。先発の大館兵は１発の抵抗もなく早口村を奪還しました。この夜、久保田兵は強風を利用して川口村の楢山佐渡の本陣攻撃を図りましたが、隙のない厳戒態勢のために中止しました。軍議により、川口村に進撃する事を決定しました。内容は、綴子村発進は午前２時、本道を軸に中須田間道、板沢間道の３道から一斉に討ち入る作戦です。午前６時、佐賀大砲隊の岩瀬砲撃を会津に、「岩瀬会戦」が開始されました。ところが、盛岡藩総督・楢山佐渡は前夜のうちに久保田軍の動向を察知し、川口の本陣を出て岩瀬村で自ら指揮を執っていました。そのため、盛岡藩側の陣地は固められていました。この岩瀬会戦は、最大の戦闘になりました。両軍の兵力はともに１４００人で、楢山佐渡の本道筋のみで８００人の兵士がいました。久保田軍の作戦に対する対策を練られてしまっていました。しかし、本道筋の遅延は全戦線に影響を与えると考えた田村乾太左衛門は、難戦となる事を覚悟して、強硬に進撃する事を決定しました。板沢村では側面から射撃を受け、田村乾太左衛門が叱咤激励して進撃を行いました。兵を分けて高陣馬山の山上より、本道の敵の右側を射撃しました。高陣馬山を突破した部隊は、盛岡藩の栗山新兵衛隊の７０〜８０名が奇襲をかけました。また、本道筋の部隊は米代川河畔の松林まで進出しましたが、ここで対岸の外川原村からの側面射撃を受け、さらに対岸の貝吹長根の大砲隊から射撃され、身動きができなくなりました。「秋田戊辰戦争」初期から戦闘指揮を行っていた久保田藩隊長・根本源三郎は岩瀬山を占領しましたが、盛岡軍の挟み撃ちに合って敵弾を打ち込まれ、隊士は次々と討ち死にしました。根本源三郎も被弾し、一度は立ち上がり指揮を続けましたが、二度目の敵弾で討死しました。佐賀の斥候・馬渡作次郎は総大将の田村乾太左衛門へ一時退却を具申しましたが、「敵も苦戦だ」と退けられました。午前１０時頃までに４波の戦闘がありましたが、戦闘に変化が訪れました。米代川対岸の板沢口を進撃中の別働隊が、味方の苦戦を知り、大砲２門、臼砲１門を主軸に貝吹長根の部隊に攻撃を開始しました。またたく間に貝吹長根の部隊は打ち払われ、これを転機として総大将は全軍の総攻撃を命じました。久保田軍は敗走する盛岡軍の迫撃を開始しました。米代川対岸の盛岡軍は退路がなくなり、争って米代川に飛び込み多くの犠牲者を出しました。自陣に行き着けずにさまよい歩いているうちに、討ち取られた者もいました。楢山佐渡はこの事態にも、敗兵をきびしく叱咤して、前線に追い返すなど戦意を見せました。「野も山も戦場ならざる処なく、殊に楢山佐渡の厳しい下知に、官軍方は打ち込まるる勢い」となりましたが、久保田藩側は地理に詳しい事を利用し、近傍の山に兵を配置して発砲し、正午頃に盛岡軍は総崩れとなりました。中須田間道の部隊は岩瀬本道の味方を援護した後、反転して間道を急進し、川口村一番乗りを果たしました。しかし、盛岡軍はすでに引き上げた後でした。板沢間道の部隊は太田、田沢、大披を辿り、全軍を街道筋と小袴山迂回組に分けて板戸村を奇襲しました。この奇襲は迂回組によって成功しました。板戸村には桜庭祐橘隊がいましたが、昼食中の不意を襲われ多くの戦死者を出し、多量の軍需品や金子まで置き去りにして敗走しました。岩瀬を退いた盛岡軍の本隊は、餅田村で抵抗を試みました。故郷を目の前にして大館勢は餅田を突破し、片山まで押し出して二頭山の盛岡軍を打ち破り、土飛山に向かいました。右翼隊は舟場まで突出し、勝坂の盛岡軍を攻撃しました。しかし、早朝から戦ってきた久保田軍は疲労しており、次第に苦戦する事になりました。大館にいた盛岡軍の部隊は、伏兵となって攻撃してきました。ついに、久保田軍は死傷者を出して敗退しました。久保田藩は二頭山に本陣を置き休戦に入りました。盛岡藩・楢山佐渡は神明宮に陣を引きました。
最後に、アパパネが日本競馬史上３頭目の牝馬三冠を達成です。アパパネは、２００９年に福島競馬場の芝１８００ｍの新馬戦で蛯名正義とのコンビでデビューし、３着に敗れました。続く未勝利戦で初勝利し、赤松賞に出走しました。勝ち時計の１分３４秒５は従来の２歳コースレコードを１秒縮めました。阪神ジュベナイルフィリーズ（Ｇ�機砲鮴�し、２００４年のショウナンパントル以来の関東馬の勝利となりました。福島デビュー馬の同レース勝利も史上初めてとなりました。２０１０年のチューリップ賞では、最後の直線でショウリュウムーンにかわされて２着に敗れました。４月１１日の桜花賞（Ｇ�機砲任蓮▲好拭璽箸�ら先行する形でレースを進め、最後の直線でスパートをかけるとゴール前で逃げるオウケンサクラを差して優勝しました。勝ち時計１分３３秒３は、２００５年のラインクラフトを０秒２更新する桜花賞レコードとなりました。また、美浦所属の騎手が桜花賞を制したのは１９８５年のエルプスで制覇した木藤隆行以来２５年ぶり、福島デビュー馬が桜花賞を制したのは１９７４年のタカエノカオリ以来３６年ぶり４頭目となりました。その後迎えたオークス（Ｇ�機砲任蓮∈埜紊猟樟�で飛び出したサンテミリオンに後方から迫ると２頭が並走する形になり、１番手で粘っていたアグネスワルツに２馬身差をつけそのまま並んでゴールしました。約１５分間にも及ぶ長い写真判定の末、ＪＲＡ・Ｇ�気�よび「八大競走」では史上初となる１着同着という結果となりました。関東馬による牝馬クラシック２冠達成は１９８６年のメジロラモーヌ以来、２４年ぶりとなりました。夏は美浦で調整し、秋はローズステークスで始動しましたが、アニメイトバイオの４着に敗れました。そして、１０月１７日の秋華賞（Ｇ�機砲呂任蓮∈埜紊猟樟�で伸びると追いかけるアニメイトバイオ、アプリコットフィズを抑えて１着となり、スティルインラブ以来の７年ぶり史上３頭目の「牝馬三冠馬」となりました。父内国産馬の「牝馬三冠馬」は初で、牡馬を含めてもミスターシービー以来史上２頭目でした。２歳時のＧ�気盥腓錣擦得�覇している「三冠馬」は牡馬を含めても１９９４年のナリタブライアンのみでした。２０１１年のヴィクトリアマイル（Ｇ�機砲蓮▲屮┘淵咼好燭箸梁亰茲肪輒椶�集まりました。外から追走して来たブエナビスタをクビの差で抑えて１着となりＧ�毅犠〔椶魑鵑欧泙靴拭�
今日の誕生日：ヨハネ・パウロ１世、岸田森、ビッグ錠、串田アキラ、もたいまさこ、賀来千香子、ミスターちん（Ｂ２１スペシャル）、谷村有美、渡辺慎「ワタナベイビー」（ホフディラン）、ＪＩＲＯ（ＧＬＡＹ）、武蔵、猫背椿、井上怜奈、黒沢かずこ（森三中）、キミ・ライコネン、今井翼（元タッキー＆翼）、橋本絵莉子（元チャットモンチー）、臼田あさ美、大島優子（元ＡＫＢ４８、Ｎｏｔ ｙｅｔ）、松坂桃李、柄本時生、熊谷紗希、桜庭ななみ（元ｂｕｍｐ．y）、山口夕輝（元ＮＭＢ４８）
今日の記念日：貧困撲滅のための国際デー、神嘗祭、貯蓄の日、カラオケ文化の日、沖縄そばの日
今日の「今日訓」：本日は、天皇がその年の新穀を天照大神に奉納する「神嘗祭」、１９５２年に「日本銀行貯蓄増強中央委員会（現在の金融広報中央委員会）」発足の際に「神嘗祭」に由来し制定した「貯蓄の日」、１９９９年１２月の国連総会で制定された国際デー「貧困撲滅のための国際デー」、全国カラオケ事業者協会の設立記念日である事から「カラオケ文化の日」、１９７８年のこの日に公正取引協議会により「沖縄そば」の名称表示が特殊名称として登録許可された事で「沖縄そばの日」となりました。
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