病気と心境変化

今まで苦しい時のみを、
覚えていたが、記憶としては、
その後の、いわゆる第3の道が大事だった。
そこは、情けなく、そして、乱れた自分だが、
病気としても、振り返るべき大切な時だ。
ようやくここに目を向けられるようになった。
どんな辛さだったか、何を大事にしたか、
何を必要としたか。睡眠が基本だった。
鈍くなることが大事だった。
心を対治ことが大事だった。
世間的な向上心は要らなかった。
あとは、薄い意識性で日を過ごすことが必要だった。
眠さに置き澄まし、心を押しなべ。
緩く過ごすことだ。
今は、何となく、何を大事にしたらいいか分かる。
こんなにも楽に過ごせるのだった。
一日一日、大切ではない訳ではない。
しかし、楽に過ごせるのだ。
楽に過ごしていけるのだ。
これ自体、回復である。
精神的に乗り越えつつあるのだろう。
まだ、乱れた自分は恥であるが・・・。