諸法、諸悟。

法も色々あり、
悟りも色々ある。十二因縁、四諦、無相、無作、無我、無願、空、仏性、涅槃、解脱、等々。
いずれにても、熟練し、深くなっていくものだが、
大きく四つに分かれる。
涅槃のもの、解脱のもの、真理のもの、自我のもの。
この順で、功徳は大きくなる。
要は、無常無我を練り込むものだ。
魂を悟り、冥界を悟りもするが、神通にはなれど、仏果には進まない。
法は色々ある。悟りも色々ある。
知恵を磨き、深くなるように、精進すべきだ。
深くなれば、自然に根源的な瞑想になる。
仏陀は、三昧から、成就する。
無常無我三昧、あるいは、悲、苦集三昧だ。
無常無我は、実体無きに行き着く、無常無我は、悲、苦集三昧に行き着く。
そうでなくとも、これらの知恵は、妄念を除き、貪愛を除く。
瞑想で観えるものは、総て斬り捨てて良い程だ。
無我とは、真性を求めるもの。
仮の我など捨てるべき。
いずれは凡体を脱し、真体を得る。
なれば、決起して、捨てよ。
もっと希望を持て、
もっと未来を願え、
俗を断て。
仏果は真に幸福なり。