正しい無常

無常とは、調子が良くなったり、悪くなったり、
というよりは、
悪く悪くなるのを、命が、良くしようとしている。
老いを考えれば明らかだが、
日々悪くなっていく。
調子が良いのは、命の感覚だ。
そして、心を考えれば、日々重くなっていく。
そして、苦しみに塞がれる。
これが正しい無常観である。
では、どうするか？
捨てていく事。
ところが、快楽に騙され、人生青春などと、陽気に考えもする。
貪りは悪業に繋がる。
貪りを除いていけば、観えてもくる。
正しく考え、正しく念じて、心を定めるべきである。
そこに開放があるのである。