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2019年09月17日15:41

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俗僧に言う

掃除や法事は、後である。
先に出家得道がある。
経書を前にして、学ばずとは、
井の蛙を持って、蛙知りたりと言うに同じ。
出家とは、俗を去る事である。
得道とは、捨て去る基盤を固める事である。
後、掃除や法事がある。
しかし、出家得道は、必ずしも掃除や法事に就かない。
あくまで、徳積みの課程なのである。
それを、掃除や忙しい時間管理と、法事で、我僧侶たり、我道を修めたり、
我仏家なり、と驕り耽る。
これ僧侶に非ず、道を修めるに非ず、仏家ならず。
ただの黄衣なり。
ただの坊主頭なり。
ただ衆に言わる。
否。
よって、案を建てる。
一つ、籠もれ、
時間は、大衆の前で過ごす。これ、修行に非ず。
布施の時と考え戒め改めよ。
一つ、虫を殺すな。
一つ、密行をせよ。
けして、我道の者と言うな。
なるべく孤独であれ。
また、瞑想に耽るべし。
経書があるのだから、研究には持って来いだ。
小僧なりと思うな。
俗物であれ。
仏と大衆と作業のみ。
必ずしも仏事に非ず。
これを仏事とせよ。
即ち、仏を存念し、大衆の前施すなり、と心得、
作業は徳積みなると、
総ては瞑想のため。仏果のためである。
仏果は涅槃なれども、三界超脱。無我と心せよ。
更に、多言無用。
生活、寂なれば、基盤成る。
このほど。
経書にふさわしいのである。
得たれば、龍の如し。
裨益して止まず。
心せよ。
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