みなさん、こんばんは。
３回目の今回は『ヴァンパイア映画特集』です。
今までありそうでなかったヴァンパイア特集、前世ヴァンパイアなわたしとしては所縁のある映画を観たい気持ちは強いのですが、興味をそそる映画がなかなか見つからなくてですね。
怖いヴァンパイア映画が観たいのですが、ゲオオンラインで『ヴァンパイア』とか『吸血鬼』などと検索しても、ヒットするのはアクションかコメディばかり。
今回よがる３作品も怖いということはなく、うち２作品はどうしても観たかった映画で、残る１作品は普通に面白そうだった、という理由で鑑賞したものです。
ところで、わたくしはよく”前世ヴァンパイア”と申しておりますが、これは占い等でそのような診断を受けたわけではなく、あくまで自称です。
その理由も、「朝起きるのが極端につらい」→「朝日が苦手」→「ヴァンパイアじゃね？」という単純なもの。
ちなみに、ニンニクは大好きであります。
「美女の首筋にグッとくる」というのもありますが、これは首筋に噛みついて生き血をすすりたいというよりは、首筋フェチだからであります。
本物のヴァンパイアは生き血を吸うために美女の首筋に噛みつくのでしょうけれど、噛みつく部分は二の腕でも胸元でも太股でもよいだろうに、彼らがそのような部分に噛みつくイメージはないことから、彼らもたぶん首筋フェチだと思われます。
ふふふ、お主らも好きよのう。
おっとっと、本題に入らぬまま終了しそうな流れになってきましたな。
ではここらで流れを断ち切り、まずは「子供の頃にテレビで観たことがあるけれど、むしろ大人になった今こそ観ようよ」という映画からご紹介します。
美女の生き血をすすりたくなるほどのネタバレにご注意を。
〇『スペースバンパイア』（イギリス・アメリカ）
以前観たのは確か小学生の時だったと思いますが、当時はホラー映画も当たり前に放送されていたテレビでの鑑賞。
同じく子供の時にテレビで観た『魔界転生』『白蛇抄』と並び、「子供ながらにエロくてドキドキした映画トップ３」の一つです。
ならば嫁さんと子供が寝静まった後のお楽しみにと、ヴァンパイア映画特集を思い立ってからいの一番にこの映画をレンタルリストに追加いたしました。
なにせ、女ヴァンパイアが全裸で徘徊するというだけでも小学生には刺激が強すぎるのに、人間の男性とのエッチシーンは猛烈に興奮した記憶があります。
一方で非常に怖かった記憶もありますが、さすがに今見るとちっとも怖くなく、肝心要のエロさもそうでもなく。
大人になっていろんなものを見慣れているからか、この程度ではマイ・リトル・ジュニアも喜び半分というところですね。
ていうか、全裸で徘徊って、エロいというよりただの変態だし。
でもまあ、三十数年ぶりに思い出の作品を鑑賞できてスッキリしました。
〇『ブレイド２』（アメリカ）
ウェズリー・スナイプス主演の、マーベルコミックが元ネタの映画シリーズ第２弾で、ドニー・イェンが出演しているためレンタル。
ドニーが出演しているということは随分前から知っていたけれど、主演ではないしそのうち観ることにしよう、というくらいの気持ちでしたが、この度ヴァンパイア映画特集を組むにあたってようやく鑑賞しました。
ドニー目当てなので映画自体はそれほど期待していなかったのですが、大変面白かったです。
終盤に相棒の人間によるまさかの裏切りでピンチに陥ったように見えたブレイドが、「お前の裏切りには気づいていた」と慌てることなくチョチョイのチョイと元相棒をやっつけた時は痛快でした。
元相棒の名はスカッド、そのスカッドをやっつけてスカッとしたわけですが、ここはたったいま思いついたダジャレを盛り込んだだけです。
肝心のドニーはブレイドの敵であるヴァンパイアチームの一員として登場しますが、共通の敵に対抗するためチームアップ。
序盤はお得意アクションで見せ場がありましたが、敵のアジトに乗り込んで三手に分かれて行動する際、敵に噛みつかれていた仲間と行動を共にしていたので、この展開はまさか、と思った矢先、次に映った際にはすでにそいつから貪り食われており、抵抗するシーンすらないあっさり過ぎる最後を遂げてしまいました。
この映画をレンタル中に、続編である『ブレイド３』がＧＹＡＯで配信開始。
２じゃなくてよかったー、とレンタル料を損せずに済んだ気持ちと、ドニーが奇跡の復活を遂げて引き続き出演してたらいいなー、という淡い希望を抱きながら鑑賞しましたが、残念ながら２にて永久に葬り去られていたようです。
〇『恋する♡ヴァンパイア』（日本）
コメディのヴァンパイア映画は避けていたものの、この映画はとっても面白そうだったので借りてみました。
桐谷美玲が演じるヴァンパイアの女性と、幼い頃に離れ離れになった初恋の人間男性とのラブストーリーで、期待通り大変面白かったです。
おじいちゃんヴァンパイアが発明した”アンチ・アンチエイジング”で人間と同じように歳を取る、桐谷ヴァンパイア一族。
彼らにはヴァンパイアであるということ以外にも、おじいちゃんは”ワープができる”、桐谷は”人の記憶を消す”など、それぞれに特殊能力があるという面白い設定。
そんな一家は”バンパンヤ”という名前のパン屋を経営しておりますが、ある日突然やって来た営業マンの男が、桐谷に対し「これ買ってください」とチラシを渡します。
そこに記載されていたのは「たった３週間であなたのおっぱい大きくな〜る」「３カップＵＰも夢じゃない」という怪しすぎる謳い文句の「おっぱいクリーム」なる商品。
さらにこの怪しい男が言うには「使用したＡカップの女性が３週間後にはＥカップに成長した」らしく、事実ならば超優れモノの商品ですが、露骨に胡散臭い。
そもそも初対面の相手に開口一番お願いすることか、これ？
失礼な奴だなー、そりゃぁ桐谷は『女子ーズ』で敵怪人から貧乳呼ばわりされた経歴があるが、本人に確認もせず見た目で貧乳と決めつけるのはあんまりだろう。
しかも店員は二人いるのに桐谷ピンポイントでさー。
そういえば、貧乳という言葉がなかった時代は『ペチャパイ』という言葉を使用していたことを思い出したのはさておき、このセクハラ営業マンがまさかの初恋相手ということで運命の再会、って再会シーンをこんな設定にする？
百年の恋も一時に冷めないか、これ？
まー桐谷的にはビビビッときたらしいから話を進めるとして、二人は順調に愛を育みますが、そのままハッピーエンドに一直線というはずもなく、二人が末永く幸せに生きていくためには、彼の血を吸ってヴァンパイアの仲間になってもらう必要があります。
都合のよいことに彼には身寄りがなく、したがってヴァンパイアになるのも支障なし、しかし愛する人に人間をやめさせるなんてできないと、桐谷は彼と結ばれた翌朝に記憶消しを発動し、自ら恋に終止符を打つという泣かせる展開。
しかし、彼の深層意識には彼女のことが生き続けており、ラストシーンで二人は再び出会うのでした。
このラストシーンから後日譚を想像すると、結局彼もヴァンパイアにしちゃうか、もしくは再度記憶を消すけどまた再会という無限ループに陥るか、どちらかという気がしますなー。
しかし、ループを繰り返すうちに二人はじいちゃんばあちゃんになっちゃうしなー。
うーん、悩ましいでしょうなー、桐谷。
桐谷を付け狙うヴァンパイア役で香港俳優のイーキン・チェンが出演していたのは思わぬ収穫でした。
それにしても、貧乳の真相はともかく、桐谷はめっちゃ華奢ですねー。
以上、ヴァンパイア特集でしたが、今回欠けていたホラー要素については、次回お届けするホラー映画特集でカバー・・・できるだろうか？
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