みなさんこんにちは。
今回と次回の２回にわたり、ホラー映画特集をお届けします。
先月末、嫁さんが、「パパー、今度犬鳴村がテレビであるよ！」と教えてくれました。
さっそく番組表をチェックしたところ、１月３０日（土）の深夜２時からの放送でしたので録画予約。
翌日、職場で「犬鳴村がテレビで放送されますよ」と上司や同僚に情報提供しました。
で、放送前日に念のため番組表を確認したところ、どのチャンネルをチェックしても犬鳴村がありません。
そこでネットで放送予定を調べたところ、ＴＢＳ系列で２月１０日に放送、とありました。
おや、これはもしかして地元テレビ局がフライングしてしまい、ＴＢＳからお咎めがあって別の映画に差し替えられたのか？
まーしかたあるまい、そのうち放送されるだろう、しかし職場でウソつき呼ばわりされるのでは・・・。
と気を揉みつつ、翌日、別の録画番組を観ようとしたところ、録画リストに「犬鳴村」とあるではありませんか。
チョロっと再生してみたところ、どうやら本当に犬鳴村のようです。
これは一体どうしたことか、犬鳴村なのに犬ではなく狐につままれたような気になりましたが、冷静に考えると、自分が放送日を誤って認識していただけなのでしょう、たぶん。
とりあえず観るのは先延ばしにしていたところ、翌週、上司が「犬鳴村観たけど、みんな観た？」と聞ききます。
わたしは以前、映画館で上映中に観に行ったという後輩の話を少しばかり聞いていたので、まだ観てはいないが、犬人間みたいのが出てくるとかなんとか、ということを伝えたところ、上司もそのような話をされ、怖いというよりむしろ笑える、とのことでした。
で、先日ようやく観たところ、地元の有名スポットがネタだからある程度は期待していたのですが、完全に拍子抜け、別嬪なヒロイン以外は長く記憶に残りそうにありません。
そのヒロイン役を務める三吉彩花さんのことを、世間に疎いわたしは例のごとくほぼ知りませんが、ジェイ・チョウの「説好不哭」という曲のＰＶに出演しておりまして、そのことがきっかけで中華圏でも大人気ということです。
美人でスタイル良し、今後、嫁さんに気づかれない程度に注目したいと思います。
ではそろそろ本題に入りますが、ネタバレで怖い思いをする前に、オシッコを済ませておきましょう。
〇イット・フォローズ（アメリカ）
ゲオオンラインを物色している際、ホラー映画のレンタルランキングでよく目にした作品。
とはいえ、基本的にマイナー志向なわたしですから、話題作と言われるとなかなか借りる気にはなりませんで、今回ようやく借りてみました。
冒頭、何かに追われて逃げるギャル、しかし逃げきれなかったようで、海岸で無残な姿で死んでいるのが発見されます。
この死にざま、けっこうグロいですが、見ようによってはアートです。
場面は変わって、彼氏とデートするギャル、彼氏の様子がなんだかおかしいのが気になりつつも、車の中で念願のエッチに励みます。
ところがその直後、彼氏に薬品を嗅がされ気絶しちゃいます。
目が覚めると車椅子に縛り付けられており、彼氏から意味不明な話を聞かされます。
その後なんとか無事に家に帰りましたが、後日、行方をくらませた彼氏を探し出して問いただしたところ、彼は見知らぬ女とエッチした際に呪いを移されたと言い、先日の車内エッチはその呪いをヒロインに移すための行為だったのです。
なんて奴だ、と憤るのもつかの間、今度はなんと、「呪いが嫌なら、お前も誰かとエッチしちゃえば？ ていうか、お前が呪い殺されたら呪いがまた俺のところに戻ってくるから、頼むぜベイビー」と、愛する彼氏は実はサイテー男でした、な発言。
性行為で呪われる・・・。
考えたら恐ろしい呪いですね、この映画を観たらパートナー以外の相手とエッチすることに二の足を踏むことでしょうから、浮気性なみなさんは観ないようにしたほうがよさそうです。
いや、むしろ心を入れ替えるためにも観たほうが良いのか？
それはともかく、呪い＝“それ”はいろんな姿でヒロインを追いかけまわし、車で逃げようとしたところ事故ってしまいます。
しかし入院中、男友達の一人が事情を知ったうえで呪いを引き受けてくれました。
その後、男は母親の姿になった“それ”に殺されます、なぜかエッチしながら。
男の死亡により“それ”はヒロインの元へ舞い戻りますが、彼女に気がある幼馴染が“それ”に向けて拳銃をぶっ放したところ、なんと大量の流血。
“それ”を殺せた、と安心した二人は結ばれますが、その後手をつないで歩いていると・・・。
“それ”の見た目が普通の人間なので、呪われた人にとっては“それ”かどうかの見分けがつかずに怖いのだろうけど、スクリーン越しに観ているだけのこちらとしてはそうでもなく、恐怖度は低い映画でした。
それにしても、この世で最後のエッチ相手が母親だなんて・・・。
〇こわい童謡 裏の章（日本）
安めぐみ主演作。
演技する安を見ることはめったにないためあんまり期待していなかったが、いつものノホホンとした感じからは想像できない意外な演技力にビックリ。
「裏の章」っていうくらいだから「表の章」があり、その続編という位置づけのようですが、表には安が出演しておらず、裏が面白い、または表を見ないと意味が分からない、という結果であれば観てみよう、という気持ちで鑑賞開始。
とある女子高校で過去に起きた集団殺人事件を取材に来たテレビ局。
怪奇ネタの興味本位の取材かと思いきや、同行した安は音響分析官というシャレた職業のようで、その専門的知識で事件を解決する気満々。
なぜか超能力も備わっているようで、これで解決できなきゃウソでしょ。
まー、安が可愛いだけで十分だから解決してもしなくてもいいんだけど、頼むから安が惨殺されるという結末だけは勘弁してほしいものだ。
で、タイトルからわかるとおり、いろんな童謡に怪奇現象が絡んでいるようですが、ホラー要素の陳腐さに安登場シーン以外は気が乗らず、ストーリーはほとんど頭に入りませんでした。
よって、表の章を観ることはないものと思われます。
結局解決できたのかどうかわかりませんでしたが、安は生き残ってめでたしめでたし。
なお、ホラー嫌いな嫁さんが寝た後に観たため、「天使急便」と違って安の出演を咎められることもなく、安心して鑑賞できました。
これまためでたしめでたし。
〇コンジアム（韓国）
韓国で興行収入歴代２位という大ヒットを記録したらしい映画。
未だに続く韓流ブームに乗っかりたくはないが、韓流ホラーの質は高いから一応観てみよう、どれどれ。
廃墟となり有名な心霊スポットとなったとある精神病院。
ここで起きる怪奇現象を動画配信サイトで中継しようと、スタッフは募集した一般人とともに現場へ向かいます。
ＰＯＶ方式の映像であるためゲロ感に襲われるのではないかと危惧しましたが、意外と大丈夫でした。
一方で、廃墟に到着するまでの間は、若者たちの和気あいあいとした様子が結構な尺で流れ、ちょっとウンザリ。
ようやく廃墟に到着、中継が始まりさっそくいくつかの怪奇現象が起こりますが、これらは実はスタッフが仕組んだヤラセで、よくあるパターンです。
当然一般参加者には知らされておらず、彼らの素の反応とともに視聴者数もうなぎのぼり、スタッフはほくそ笑みます。
ところが、そのうちにスタッフが想定していない怪奇現象が起こり始め・・・。
と、これも王道パターン。
“映ってはいけないもの”は、逃げる女子たちの鼻の穴の中を含め色々と映りますが、大ヒットという割に目新しさはなく、ＰＯＶ方式＆画面の暗さのために、全体的に何が起こっているのかわかりづらい。
期待感は大きかったのですが、うーむ・・・。
今回はここまでです。
次回は“タイトルが気になるホラー映画特集”をお届けします。
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