さて、競技が終了したツチ彦たち３・４年生は教室に戻りお勉強に励みます。
一方のツチ子は、自分の出番以外に用具係として競技用用具の準備や撤収をしておりましたが、いよいよ出番がやってきました。
まずはカケッコ、過去２年は惜しくも２位に終わったツチ子ですが、今年は練習である程度手応えをつかんでいるようで、「インコースからスタートだったら１位になれると思う」と、いつになく自信たっぷりでした。
練習と本番でスタートの位置が変わるなんてことがあるのか、そこらへんの仕組みはわたしにはわかりませんが、インコーススタートとなることを信じスマホをセットして出番を待ちます。
ところが、走る順番が１番目であるため入場してすぐスタートラインに並んだツチ子は、なんとアウトコースに並んでいるではありませんか。
ありゃりゃー、してみるとツチ子は今頃、インコーススタートが実現しなかったことで自信を喪失しているのではあるまいか。
運動の神様めー、わたしを嫌うのは勝手だが、子供達にまでツラい思いをさせることはないじゃないかー！
と恨み節のわたしをよそにスタートしたツチ子、スタート直後は団子状態でしたが、第１コーナーのあたりでススっと抜け出し、そのままぶっちぎりの１位でゴールしちゃいました。
よっしゃー、よくやったー、ツチ子ーーっ！！
運動の神様ー、どうもありがとうございます、少しでもあなたを悪く思ったわたしをお許しください。
つきましては、来年はツチ子・ツチ彦そろっての大活躍をお膳立ていただきますよう、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
それにしても素晴らしきツチ子の走り、昨年のカケッコで早々たるメンバーの中、２位になったことも自信になったのではないかと思います。
本人もさぞや気持ちよく走れたことでしょう。
次のリレーも期待できそうです。
そのリレーですが、人数合わせのためか、ツチ子は２番目と１１番目の２度走るとのこと。
６年生のカケッコが終わり、５年生のリレーが始まります。
スタートは入場門側からであるため、２番目に走るツチ子は入場後すぐに本部側のラインに並びます。
４チーム中、ツチ子は赤チーム、スタート直後は赤チームの男子がリードしていましたが、ツチ子がバトンを引き継ぐ時点では青チームに追いつかれてほぼ同時。
ここからツチ子が見事な走りっぷりを見せ、２秒ほどリードの１位で次の子へバトンを渡しました。
このまま赤チームは逃げきることができるのか。
続きは次回、最終回で。
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