みなさん、こんにちは。
今年の年末年始特別編も、寂しいもので残すところたったの２回となってしまいました。
え？
別に寂しかぁない、むしろあと２回と言わず今回で終わっちゃえよ、なんて思っているアナタ。
せっかくここまでお付き合いいただいたのに、そんな考えは捨てチャイナ。
というわけで、今回と次回の２回にわたり、香港その他中華圏映画特集をお届けするのでアルヨ。
中国といえば、武漢で発生した新型コロナウィルスが世界的に蔓延し、多くの方が大変な思いをされております。
日本でも死亡された方がおられ、危機的な状況であるといっても過言ではないと思います。
マスク不足やデマによるトイレットペーパー買い占めなど、わたしも影響を受けておりますが、それらを入手できなくなったことで、今まで当たり前に思っていたことがどれほどありがたいことだったのか、恵まれていることだったのか、ということを考えさせられました。
日本では未曽有の出来事であり、多くの人が不安を抱えていることでしょう。
収束に向かう気配は今のところまったく感じられず、今後もより深刻な問題が発生する可能性があります。
国民一人一人が協力して乗り切る気持ちがないと、事態は悪化の一途をたどっていくかもしれません。
あえて事態を悪化させようという意図で行動している人はいないと信じています。
思いやりの心をもって冷静に行動し、みんなで乗り越えましょう。
話しは変わって、一年半くらい前に、脱税疑惑や失踪などで日本のマスコミでも連日報道された中国人女優を、みなさんは覚えてらっしゃるでしょうか？
今回はその女優さんの出演作品からご紹介します。
ネタバレがあるからご注意アルネ。
○スカイハンター 空天猎（中国）
件の女優ファン・ビンビンはヒロイン、中国空軍の秘密部隊「スカイハンター」のエリート隊員を演じます。
主人公である同僚の男性はビンビンにビンビンな恋心を抱いておりますが、恋＜職務専念なビンビンはすげない態度。
そんなある日、友好国でテロが発生、テロ組織相手の過酷なミッションを命じられた主人公は戦闘機に乗り込み、テロ組織のアジトに向けてロックオン。
ミッションは達成したものの主人公の生死は不明、ビンビンが涙を流していると、そこに・・・。
というお話ですが、まー、なんちゃない映画でした。
ところで、彼女は今回の報道の中で「中国トップ女優」と紹介されることもありました。
実際にトップなのか、そもそもどのような基準によりトップと判断されたのかはわかりませんが、めっちゃ美人さんだしジャッキーやドニーとも共演していたので、有名であることは間違いないと思われます。
以前、そんな彼女が濡れ場を演じている映画「ロスト・イン・北京」を、濡れ場にロックオンして観たことがあります。
しかしながら、期待が大き過ぎた分、失望が倍返しとなる結果に。
とはいえ、有名美人女優さんの貴重な濡れ場ですから、観ていない人はぜひどうぞ。
○リセット 決死のカウントダウン（中国）
「ジャッキー・チェン制作」と記載されたパッケージを見て即レンタル。
これは期待しないほうが無理というもの。
ですが、残念なことに近年観た中でも上位に入るほどのヒドい映画で、こちらも失望の倍返し、もとい数倍返しを喰らう羽目に。
車が横転した際、悪者は全滅したのにヒロインだけほとんど怪我なく無事という超ご都合主義とか、ヒロインの途中からの極悪変化ぶりとか、悪者一味顔負けの銃の扱い上手っぷりとか、上司のしょうもない理由による裏切りとか、悪者の動機の薄っぺらさとか。
何かとストレスに苦しめられる映画でした。
やっぱアクションあってのジャッキーですかねー。
○ポリス・ストーリー ＲＥＢＯＲＮ（中国・香港）
制作映画が不発ならば、主演アクション映画でストレス解消させてもらいましょう。
序盤はシリアス展開、最近のポリス・ストーリー邦題シリーズの雰囲気そのままで進みます。
部下の山口もえを率いて悪者と戦うジャッキー、その悪者はアンドロイドという、まさかのＳＦ仕様。
途中、謎のチャラ男が出現、このあたりからコメディ色が強くなります。
チャラ男はジャッキーの娘を追い掛け回しますが、ラストまでその正体が明かされないため、ジャッキーもチャラ男を信用できず、監禁します。
しかし娘がサイボーグ一味に誘拐され、ジャッキー、チャラ男、もえでラスボスアンドロイドとのバトルに挑みます。
アンドロイドが攻撃目的でジャッキーに注射したところ、なんとジャッキーもアンドロイド化し、切断された腕がニョキニョキと再生するという、もはやポリス・ストーリー邦題詐欺とでも言うべきハチャメチャな展開。
ところが、エンドロールでジャッキーが歌うお馴染み主題歌が流れるではありませんか。
してみると正統続編なのか・・・。
まーその真偽はともかく、序盤のシリアス展開からは想像できない、ジャッキーお得意のコミカルアクション映画だったので楽しめました。
やっぱジャッキーはこうであってほしいっスね。
○大性豪（香港）
なんだかエロそうなタイトルに期待度大だが、またしても倍返しを喰らわぬよう、エロ的に期待外れなシーンは自慢の妄想力で補完することにしよう。
性欲が強すぎる恋人のせいでセックス恐怖症な主人公ですが、仲間と一緒に最高のアダルトビデオを撮りたい、と武者修行のために東京を訪れます。
エージェントの女性は「鳩山 初代子（はとやま しょだいこ）」という珍しい名前で、「初代」の発音は中国語の「玉袋」に似ているという無理やりな下ネタを挟みつつ、初の現場に挑みます。
ところが、日本人男優の演技に色々と注文を付けていたところ怒らせてしまい、チームの誰かが代役を務めることに。
しかし仲間たちは、イチモツがバナナのように曲がっているとか、実は女性であるとかで拒否し、仕方なく主人公がやる羽目に。
ところが、これがきっかけで日本人女性から人気沸騰、「小沢マリオ」という聞いたことがあるような芸名まで頂戴し、一躍日本ＡＶ界のスターダムにのし上がります。
さらにその道を極めるため、伝説のＡＶ男優・加藤鷹に弟子入りし、超必殺技ゴールド・フィンガーも習得。
そんな中、主人公をライバル視する男が現れ対決を挑まれるのですが、この役を演じるのがまさかの有名香港俳優でビックリ。
それはともかく、主人公は恋人から蹴られたイチモツが言うことを聞かなくなるという大ピンチに陥りますが、香港ナンバーワン風俗嬢の宇宙規模の必殺技で見事に復活。
ライバルとの勝負を制し、ハッピーエンドとなりました。
お話的にはヒドイもんでしたが、エロシーンについてはヨリドリミドリの乳尻に大満足、自慢の妄想力を無駄遣いせずにすみました。
また、「ＡＶにもスタントマンが存在する」とか、「バナナジュースに練乳とコーヒーを少々加えて本物汁の代わりにする」とか、本当かどうかわからんけど業界の裏事情も披露され、意外と楽しめました。
なお、原題に「３Ｄ」の文字がありましたが、ゴージャスな裸体が３Ｄで堪能できるのだろうか？
こりゃぁ３Ｄバージョンも是非ＤＶＤ化してもらわないと！
今回はここまで。
次回はいよいよ最終回、乞うご期待アルヨ。
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