｢ファンシー｣＠テアトル新宿

永瀬正敏×窪田正孝ってかなり観たいじゃんと気になりつつも、予告の雰囲気はなんだか微妙な感じ。とりあえず、ちょうどよい時間の回があったので、水曜サービスデイに会社帰りに新宿へ

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とある地方の寂れた温泉街。時が止まったように昭和の面影を色濃く残すこの町で彫師稼業を営む鷹巣明(永瀬正敏)は、昼間は郵便配達員として働き、町外れの白い家に住む若き詩人にファンレターを届けている。一日中サングラスをかけている謎めいた鷹巣と、ペンギン(窪田正孝)と呼ばれる浮世離れしたポエム作家はなぜかウマが合い、毎日たわいない雑談を交わしていた。そんなある日、ペンギンのもとに彼の熱狂的なファンである月夜の星(小西桜子)という女子が「妻になりたい」と押しかけてくる。折しも地元の町では、ヤクザの抗争など血生臭い出来事が続発。やがてニヒルで粗暴な鷹巣、ロマンティストで性的不能のペンギン、少女のように夢見がちな月夜の星が陥った奇妙な三角関係は、激しく危うげにこじれていき…。

映画館で数回予告を観て覚悟はしていたものの、なかなか捉えどころのないヘンテコな映画だった。山本直樹さんの短編コミックが原作だそうで、漫画だったらすんなり受け入れられそうなキャラでも、実写化となると難しかったのかなぁ。。

鷹巣は昼は郵便配達、夜は彫師でずっとグラサンかけっぱなしというキャラ。真面目に考えれば郵便配達がアルバイトならば、まあその兼業もありなんでしょう。対するペンギンは詩人なのでペンネームかと思いきや、常に冷房ガンガンの部屋に籠って、冷たい飲み物や生魚を食し、氷風呂に入るといった描写があり、人間の姿だけど本当にペンギンというキャラ。これはさすがの窪田くんもキツいよねぇ。

タイトルからして"ファンシー"なんだから、そう思って観ないといけないんだろうけど、SEXシーンやヤクザの暴力シーンはやけに生々しくて、なんともアンバランス。狙った演出ならば、ある意味成功なのかもしれない。窪田くんは性的不能という設定なので、残念ながらエロいシーンがないが、永瀬さんがたっぷり大人のエロを見せてくれる

出演は、永瀬正敏　窪田正孝　小西桜子　深水元基　長谷川朝晴　坂田聡　今奈良孝行　飯島大介　吉岡睦雄　澤真希　阿部英貴　尚玄　川口貴弘　佐藤江梨子　外波山文明　宇崎竜童　田口トモロヲといった方々。

ヒロインの小西さんは長編映画初出演だったそう。まだ演技は未知数だけど、永瀬＆窪田に挟まれて頑張っていたと思う2/28公開の三池崇史監督最新作｢初恋｣でも3,000人の中からオーディションで選ばれて、またまた窪田くんの相手役みたいなので楽しみ