mixiユーザー(id:4795751)
2020年02月12日22:11
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｢静かな雨｣＠シネマート新宿
中川龍太郎監督最新作
実は前作の｢私は光をにぎっている｣がいまいちピンと来なかったんだけど、太賀くん主演なので観たい
ということで、会社帰りに新宿へ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 重要部分ネタバレなし ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
たとえ記憶が消えてしまっても、ふたりの世界は少しずつ重なりゆく。大学の研究室で働く、足の悪い行助(仲野太賀)は、たいやき屋を営むこよみ(衛藤美彩)と出会う。 だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。 こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。 絶望と背中合わせの希望に彩られたふたりの日々が始まった…。
原作は｢羊と鋼の森｣も映画化された宮下奈都さんの同名小説
とのこと。映画があまりに起伏がなく、男女の日常を淡々とドキュメンタリーのように描写していくので、原作がどんな感じなのか非常に気になるところ。
長回しの多用や日常の何気ない風景を美しく切り取ったショットにはセンスを感じたし、映画を観ているなぁという充実感があった
音の捉え方、使い方がとても心地よかった。脚の悪い行助が歩く度に靴が地面に擦れる音、ベーコンエッグを作る時の美味しそうな音、湯気の出るたいやきの端っこを頬張った時の何とも食欲をそそられる音など。たいやきがあまりに美味しそうで、めちゃくちゃ食べたくなった。
行助とこよみは徐々に距離を縮めて、ほんの少しだけ互いを知り始めたばかりの頃。そんな時に突然こよみが事故に遭い意識不明。やっと目覚めたら短時間の記憶しか留められない後遺症が残ってしまった。私が行助の立場なら、これほどこよみに寄り添うことができるかな、と考えてしまった。
出演は、仲野太賀 衛藤美彩 三浦透子 坂東龍汰 古舘寛治 川瀬陽太 河�鹹照� 萩原聖人 村上淳 でんでんといった方々。渋い役者陣ががっちりとこの物語を支えている。河瀬監督の思いがけず、演者として登場してきてインパクト大
毎朝繰り返される同じ会話。行助の嫌いなブロッコリーを次の日は忘れて料理に入れてしまうこよみ。観ていて切なさが募るが、彼らがどうかずっと一緒にいられますようにと、なんだか祈るような気持ちになってしまった。忘れてしまう方と忘れられてしまう方、どちらがより辛いかな。。
実は前作の｢私は光をにぎっている｣がいまいちピンと来なかったんだけど、太賀くん主演なので観たいということで、会社帰りに新宿へ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 重要部分ネタバレなし ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
たとえ記憶が消えてしまっても、ふたりの世界は少しずつ重なりゆく。大学の研究室で働く、足の悪い行助(仲野太賀)は、たいやき屋を営むこよみ(衛藤美彩)と出会う。 だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。 こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。 絶望と背中合わせの希望に彩られたふたりの日々が始まった…。
原作は｢羊と鋼の森｣も映画化された宮下奈都さんの同名小説
とのこと。映画があまりに起伏がなく、男女の日常を淡々とドキュメンタリーのように描写していくので、原作がどんな感じなのか非常に気になるところ。
長回しの多用や日常の何気ない風景を美しく切り取ったショットにはセンスを感じたし、映画を観ているなぁという充実感があった
音の捉え方、使い方がとても心地よかった。脚の悪い行助が歩く度に靴が地面に擦れる音、ベーコンエッグを作る時の美味しそうな音、湯気の出るたいやきの端っこを頬張った時の何とも食欲をそそられる音など。たいやきがあまりに美味しそうで、めちゃくちゃ食べたくなった。
行助とこよみは徐々に距離を縮めて、ほんの少しだけ互いを知り始めたばかりの頃。そんな時に突然こよみが事故に遭い意識不明。やっと目覚めたら短時間の記憶しか留められない後遺症が残ってしまった。私が行助の立場なら、これほどこよみに寄り添うことができるかな、と考えてしまった。
出演は、仲野太賀 衛藤美彩 三浦透子 坂東龍汰 古舘寛治 川瀬陽太 河�鹹照� 萩原聖人 村上淳 でんでんといった方々。渋い役者陣ががっちりとこの物語を支えている。河瀬監督の思いがけず、演者として登場してきてインパクト大
毎朝繰り返される同じ会話。行助の嫌いなブロッコリーを次の日は忘れて料理に入れてしまうこよみ。観ていて切なさが募るが、彼らがどうかずっと一緒にいられますようにと、なんだか祈るような気持ちになってしまった。忘れてしまう方と忘れられてしまう方、どちらがより辛いかな。。
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