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2019年12月26日22:00

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｢"隠れビッチ"やってました。｣＠渋谷TOEI

インパクトのあるタイトルが気になっていたこの作品。主演の由衣ちゃんも可愛いし

、森山くんが出るなら絶対観るでしょう

ってことで、公開早々観に行って来た。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　重要部分ネタバレなし　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

26歳の独身女･ひろみ(佐久間由衣)の趣味＆特技は異性にモテること。絶妙のタイミングでのスキンシップや会話術で相手を翻弄し、｢好きです｣と告白させたら即フェイドアウト。そんなひろみに、シェアハウス仲間のコジ(村上虹郎)と彩(大後寿々花）は呆れ顔で｢最低の"隠れビッチ"ね！｣とたしなめるも、彼女の耳には届かない。ある日、気になるお相手･安藤(小関裕太)が現れるが、数年ぶりの負け試合。さらに安藤を本気で好きになっていたことに気づき、ショックを受ける。やけ酒をあおり酔いつぶれているところを、同じ職場の三沢(森山未來)に目撃される。ひろみは"隠れビッチ"だということを打ち明け、自分の過去と向き合い始める―。

タイトルからはまず予想できないがっつり闇を抱えた主人公に戸惑いつつ、由衣ちゃんの熱演、森山くんの役としても役者としてもそれを受け止める度量にどっぷり浸って入り込んでいた。ひろみが恋愛ゲームから抜け出し、愛し愛されることでその辛さや素晴らしさを知っていくドラマになっている。

ひろみの"隠れビッチ"っぷりを見せる場面はほんの導入で、あれくらいモテるフットワークの軽い子ならやりそうだなという範囲。とにかく、相手を振り向かせるまでが楽しくて、告白されることがゴール。それによって自分の価値を見出している。自己承認欲求を満たしてるっていうやつかな。

狙った男の前では、清楚なワンピース姿で清潔感抜群。上目遣いで微笑み、相手のタイプに合わせて、ボディタッチや会話をする。これは文句なく可愛いし、モテるわと納得

ギャップを強調するためだろうけど、家ではめっちゃがさつで大きい声でガラが悪く、ビール

ガブガブ飲んでゲップして、鼻くそほじってポイ。ちょっとわざとらしすぎじゃない

と若干引き気味で観ていた。

だけど、徐々にひろみの背景が見えてくると切ない。育った環境が人格に大きな影響を及ぼし、"血は争えない"ってやつはやっぱりあるんだよね。自分を顧みるともちろん親のいいところも引き継がれてると思いたいけど、悪いところほど似てる気がしてゲンナリするんだよね。笑

出演は、佐久間由衣　村上虹郎　大後寿々花　森山未來　小関裕太　前野朋哉　片桐仁　前川泰之　栁俊太郎　戸塚純貴といった面々。ひろみのルームシェア仲間の虹郎くん＆寿々花ちゃんがいい味出してた