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2019年12月21日21:19

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「決算!忠臣蔵」@TOHOシネマズ渋谷

2006年公開の「ルート225」映画からほぼ映画は観続けている中村義洋監督の最新作ぴかぴか(新しい)思えばこの作品で一気に多部ちゃんのファンになったなぁ。はてさて今作はキャストも豪華だし、どんな感じかと興味津々でウインク

************** 重要部分ネタバレなし **************

江戸時代・元禄14年、理想家肌の藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)に振り回されながらも、赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は藩を切り盛りしていた。ある日、江戸城内「松の廊下」で浅野内匠頭が高家筆頭・吉良上野介に切りかかるという刃傷沙汰を起こし、御家断絶。喧嘩両成敗とはならず、吉良はお咎めなし。お家再興の望みを絶たれた大石内蔵助は、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史)とともに残務整理に励むつつ、吉良邸討ち入りを計画。しかし、その予算には上限があり…。

<大石内蔵助が残した決算書を元に、赤穂浪士の吉良邸討ち入りをお金の面から描いた山本博文の『「忠臣蔵」の決算書』を映画化。時代劇の定番『忠臣蔵』を"お金"という視点で捉え直し、新しい一面を描く新感覚時代劇">ととあるサイトの紹介文。

まずは当時のそんな決算書が残っていたということに新鮮な驚きを感じたし(歴史もの好きの方には周知なのかもしれないが)、討ち入りまでの紆余曲折をお金ドル袋という側面から描いた切り口も楽しいるんるん現在の価値では○円と解説してくれるので、わかりやすい。1文=30円、かけ蕎麦16文=480円といった感じで。

『忠臣蔵』と言えば、討ち入りが12/14ということもあって、年末の時代劇スペシャルとして散々描かれてきたが、今やそんな大型時代劇を制作して地上波で延々流せるご時世じゃないのだろうね。基本的なストーリーを知ってる前提の作品なので、知らない人にはこの変化球はちょっと辛いかもしれない。

現代の特に会社勤めの人に通じる内容だと思うので、観る人の職種や立場によって、イライラや共感のポイントが違いそう。また、関西弁で笑いどころも散りばめられつつ、思わぬ泣かせポイントもあり、エンタメ作としてよくできていると思う指でOK

出演は、堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 妻夫木聡 石原さとみ 荒川良々 竹内結子 阿部サダヲといった錚々たる面々。さらに、よしもと製作を存分に活かした、木村祐一、板尾創路、村上ショージ、西川きよし、桂文珍といった芸人さんたちも多数出演している。

チマチマしたお金のやりくりを達者なキャスト陣の会話劇で見せるのが主なので、若干の中だるみ感は否めず、125分は少し長く感じた。もう少し刈り込めなかったかなとは思う。名の知れた出演陣が多数いるので、色々事情もあるのかもしれない。。

今夏に観た星野源×高橋一生×高畑充希の「引っ越し大名!」は国替え(藩の引っ越し)を費用面から描いた映画で、ややかぶってるなぁなんて思い出したりもした。どっちも濱田くんが出てるわexclamation ×2
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