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2019年08月23日19:45

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「パラダイス・ネクスト」@新宿武蔵野館

妻夫木聡×豊川悦司って、めっちゃ気になるexclamation ×2とチェックはしていたこの作品。渋谷ではやっておらず、どうするかなぁと思っていたが、ちょうど時間が合ったので、水曜サービスデイの会社帰りに行って来た手(チョキ)

************** 重要部分ネタバレなし **************

世間から身を隠すように台北で生きる男・島(豊川悦司)の前に、突然お調子者で馴れ馴れしい男・牧野(妻夫木聡)が現れる。牧野は初めて会う島の名を呼び、島が台湾にやって来るきっかけになった"ある事件"のことを知っていると言う。その牧野が何者かに命を狙われていることを知った島は、追手から逃れるため牧野を連れて台北から花蓮へ向かう。花蓮に辿り着いた二人の前に、シャオエン(ニッキー・シエ)という女性が現れる。この運命の出会いによって、牧野と島の閉ざされた過去が明らかになり、二人の逃避行は楽園を探す旅に変わっていく…。

妻夫木&豊川のダブル主演でオール台湾ロケ。ちらりと観た予告ではなんだか素敵な雰囲気がしたが、本当にそれだけだったかもしれない。。回収されない謎や疑問があり、やたらセリフで語りすぎる説明過多も興醒めだが、これはちょっとさすがに分かりづらくて説明不足に思えた考えてる顔

台湾の美しい風景やゆったりと流れる穏やかな空気感の中での逃亡劇。それは束の間の幸せにも見えたが、根底には二人の抱える暗いものがあって、切なさや哀しさが常に漂っている。そういった全体をゆったり眺める分には世界観は素敵で完璧と言ってもいいかもウインク半野喜弘監督は多くの映画音楽を手掛けているだけあって、音楽のタイミングやチョイスも素人ながらかっこいいと思ったし、カメラワークや衣装や小道具などもこだわりが感じられた指でOK

とは言え、やっぱりストーリー展開がちょっと厳しい。100分をなんとか耐えられたのはメイン二人の元々持っている役者としての魅力によるところが大きいと思う。豊川さん演じる島は煙草→ビール→煙草のループなんだけど、無口でひたすらめっちゃ渋い目がハート妻夫木さんも軽口ばかりでヘラヘラと調子のいい牧野を表情豊かに演じていてさすがの安定感だったぴかぴか(新しい)

"次の楽園"なんてないわけ。そもそも楽園なんてないよexclamationってのが現実だけど、そんなんあったらいいよねぇ〜というロマンチシズム満載のノワール・ファンタジーだった。私は微妙だったけど、こういうのががっつり好きな人も一定数いるとは思う。
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