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2017年09月05日21:16

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「君の膵臓をたべたい」@TOHOシネマズ渋谷

インパクトの強いタイトルが気になっていたこの作品。病気&青春ラブストーリーはもはや定番もので内容的にはあまり惹かれなかったが、主役2人がフレッシュで観てみたいexclamationとTOHOシネマズデイの会社帰りに鑑賞わーい(嬉しい顔)

母校で教師をしている【僕】(小栗旬)は、ふと高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)と一緒に過ごした数ヶ月間の思い出を甦らせる――。高校で図書委員をしていた地味な【僕】(北村匠海)は、病院で『共病文庫』と名付けられた闘病日記を偶然拾ったことで、それを書いている人気者のクラスメイトである桜良の秘密を知ってしまう。彼女は見た目には分からないが、重い膵臓の病気を患い、余命がわずかだったのだ。それは、親友の恭子(大友花恋)さえ知らない秘密だった。家族以外は誰も知らない秘密を共有した桜良と【僕】は急速に距離を縮め、次第にクラスでも噂の的になっていくが…。

************** 重要部分ネタバレなし **************

余命1年の難病を抱えたクラスで人気の女の子とその秘密をひとりだけ知ってしまった僕とのほんの数ヶ月の切ないラブストーリー。12年後、母校の教師になった僕が回想する形で進むが、この方式は原作小説本にはないそうで、読んだ人に映画版の感想を聞いてみたいところ。

桜良と僕だけのシーンがとても多いが、両者ともじっくりと演じていて好演が光るぴかぴか(新しい)人気の女の子に急速に接近され戸惑う僕が初々しく、徐々に二人の心が通じ合っていく過程がちょっとこそばゆいがあっかんべー、丁寧に綴られていて微笑ましい。

桜良の小悪魔的な可愛さと病気の辛さを感じさせない明るさが徐々に悲しみを増幅させていく。最初はちょっと作りすぎじゃない?なんて思っていたんだけど、そうやって精一杯気を張っているんだな、と思うと切なくて。美波ちゃんはビジュアルだけでなく、声も可愛くてナレーションもとてもよかった指でOK

対する僕を演じた匠海くん。ここ1、2年露出も多くなり、ドラマや映画でちょこちょこ目にするが、バンドのボーカルもやってるそうで、本来はかなりのイケメン。そんな雰囲気をうまく消して教室の隅で静かに読書しているような地味な男の子を自然にみせてくれたるんるん

桜良のお母さんと初めて会って、あるものを渡された僕。「泣いていいですか?」って言いながら、もうフライングで泣いているんだけど、ここはさすがにこちらも涙を抑えきれなかった。まさに号泣泣き顔とても印象に残るシーンだった。

難病ものだから、結末は大概の人が予想つくだろうけど、そんなのありーexclamation & questionなまさかの展開にちょっと涙も引っ込んだよ。原作どおりなら、まあしょうがないが。。あまりにも桜良が可哀想すぎるでしょダッシュ(走り出す様)と思ってちょっと冷めてしまった。

タイトルの"君の膵臓をたべたい"はお互いに言いたくても言えない"君が好きです"の代わりなんだよね。あーこれまた切ないexclamation12年後パートの蛇足感と、それでもこの作品が支持される秘密がわかる切なさ満載の展開と、メイン2人の魅力で色々突っ込みたくなりつつも観て損はないと思う。
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