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2020年01月24日18:25

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<ファクシミリに追われたテレックス>

テレックス(Telex、Telegraph Exchangeの略)では、ACME CODE(アクメコード)やBentley CODEやABC CODEなどの単語の文字数を減らすためのコードが用いられた。それらのコードは通信用に単語帳として、公開され、販売された。テレックスは英文にも和文にも対応していた。テレックスは、加入電話サービスの一つである。テレックスで通信を行うためには、まずダイヤルを回して、テレタイプで通信を行う必要があった。このサービスは、1931年にアメリカの電信会社が最初に始めた。日本では、1956年9月より初めてこのサービスが始まった。その後、日本では広く普及して、2000年代前半まで商業通信手段として利用された。このサービスを利用するためには、テレタイプ、操作盤、電源整流器などを必要とした。テレタイプを用いた通信のための手順は、ファクシミリに比べて、とても面倒だったらしい。そのため、ファクシミリが普及することで、ほとんど用いられなくなった。テレタイプの通信料は、一文字いくらで取られたため、できるだけ文字数が少なくなるように努める必要があった。通信を受けた先で、通信内容を理解してもらうためには、通信に使ったコードの単語帳と同じ単語帳を、通信先も持っていることが必要となる。だから、それらのコードは通信用の単語帳として、公開され、販売されたのだろう。
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