mixiユーザー(id:476810)

Javascript の設定が無効になっているため、一部の機能を利用できません。

詳細はヘルプをご覧ください。

2020年06月04日15:42

345 view

足元のごちそうシリーズ④よもぎ

春になると芽を出すヨモギ。その若い芽を茹でてすりつぶしたものを入れたお餅「草餅」は有名ですよね。

私は鍼灸師なのでなじみがありますが、実は、「お灸」の原料もヨモギです。そう聞いただけで、薬効が高そうだと思うでしょう？

沖縄では「ふーちば」と言われていて、「ふーちばじゅーしー」という郷土料理によく使われます。「じゅーしー」とは「ぞうすい」のことですが、本州の雑炊とはちょっと違います。

私が沖縄の北谷町で働いていた店でも「ふーちばじゅーしー」は人気メニューだったので私も覚えましたが、豚肉やニンジンなどを入れた雑炊の仕上げに、たっぷりのラードとヨモギを入れていました。

ヨモギがクタクタになる一歩手前、半煮えくらいで火を止めます。ラードで高熱になっているから、余熱で丁度良い味になるんです。

ヨモギは「ハーブの女王」と呼ばれ、血行を良くしたり、コレステロールを下げたり、高血圧予防、美肌にも効果があるそうです。

嬉しいことに、日本全国、あっちこっちに生えています。
野原とか公園とか、ラッキーの散歩コースにもたくさんはえてました。

この時期はすでに伸びてしまって、根元のほうは硬くて食べても美味しくないため、先端のやわらかいところを採ってきました。

綺麗に洗って・・・

今回は天ぷらでいただきます。

味は、ヨモギ餅のまんま。ちょっと春菊にも似た風味がありました。本当に美味しいです。

次回は春の新芽を料理してみたいです。

若い葉っぱは猛毒のトリカブトにも似ているらしいので、初めて採る人は良く調べてくださいね。匂いを嗅げばすぐにわかるし、一度覚えたらとても簡単に見分けられます。

食糧難になった時のためにぜひ覚えておいてくださいね～。

9 3