F.E.A.R.らしいホラー

スクリームハイスクールを遊んだ。
面白かった。

大まかなルールの感じとしては、全体的にはクトゥルフで、クライマックスの演出がインセインの儀式、みたいな感じかな。

このシステムの一番大きな特徴は、情報収集だと思う。
情報収集は、情報収集シーンに全員登場し、１人につき一回、情報収集判定を行える。
判定に使用する技能は判定する人間が決める事ができる。
調べられる項目は情報項目として提示され、その情報項目は１つにつき一回、情報収集判定を行える。
情報は、情報収集判定の成否に関わらず、与えられる。

すごい。
情報収集判定に失敗しても情報が与えられて話が進む。
PLたちのダイス運を信じていないこのシステム。
情報が集められずに話が詰む事の無い親切設計。

こうやって書くと駄目なシステムのようだけど、情報収集判定の正否に関しては、
成功：通常どうり情報を手に入れた。
失敗：通常の倍の時間がかかってやっと情報を手に入れた。
みたいな感じ。
この辺り、時間の制限があるようなシナリオを作ると、PCたちを圧迫するかも。

情報収集判定のシステム的な有利不利の話をすると、クライマックスに使用できるリソースのためのポイントを成功すれば多くもらえるということ。より精度の高い情報を手に入れた、みたいな事を与えられるCPによって表現しているらしい。


これまでのF.E.A.R.ゲーみたいに情報収集を成功するまでシーンを変えて何度も挑戦する、みたいな事をしなくてもよい。
情報収集に詰まりが発生しないので話がスムーズに流れる。
情報収集の順番によって、話の展開が変わる（かも知れない）シナリオが作れそう。


他にもいろいろと気軽にセッションをはじめられるような設定やシステムがあるけど、いいシステムになっているな、と言う印象。

機会があれば遊んでみるとよい。